ウ山あまね

キチュンシツン – ウ山あまね

りゅうずか楡を這うよお。
這うような目で、実に触れる。果物を炒る。
おれとおれを分かつ火や、前傾する木彫りの、温かく遠い廟の金着した刺
毛。招かれてる‥小さく空いた穴え? 迂闊な間え? 歯が蒸れてるね‥
蕩けつ羽を待つ。
茎に茎に、発光してる鮮やかな山に続く悪路を、瓢箪越しに見るの
僕が反り立ち、木々を削る雫に映り、青すぎる倉庫、
増殖する鏡裏が崩れていく。
この目の前じゃ素振りは名折れ、飛び出す! 全力で腕を掴んでて。
そうして。毒や煙や素敵な、光をそっとくぐって。
叢の奥。
裏返るう。

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ランドリー – ウ山あまね

窓辺の枯れるまでには洗濯を済ませなきゃランドリーに続きがあったらどうしよう窓辺の枯れるまでには洗濯を済ませなきゃでもランドリーに腕をいれたらどうしよう自分の窓辺

粉 – ウ山あまね

うん増えているねなにもないのに詰まっているすっと出られない涼しくなるまでには諦めてたはずなのにいまだぼくは混み合っているずっと忙しなく科学の本をパラパラしている

Ghostyard – ウ山あまね

ずっと見てられないほど大きなものに会いたくなってもチャイム鳴るまでは居残りアルミラックみたく見透かしてくれていい組み立て時以外はいい忘れ物で戻ってももう いない

来る蜂 – ウ山あまね

固らないまま海の水を食うように素手で鍵を探った話せないことも言えるのか堪らないままの息が詰まりそうになってるいつの日か君に話せないことを言える羽が指のように曲が

デン – ウ山あまね

開いたままでいるいつでも入り込んできてしまう出かけたいのにやー、きっと居着いちゃうよまた髄のアルミに弾かれてあかない埒らだちらついてる前髪ももみがらからむ切らな

タペタ – ウ山あまね

夜目の利く間に できるだけ遠くへ行くそして朝がくるまで 君と彷徨っていたいずっとうわばみの子ら渦巻くお風呂場で足を伸ばした本当のことは全部、集中力中でしか会えな

いたるところ – ウ山あまね

降っているとき掴まり損ねた手より手摺は触りがなめらかで浮ぶ最中には見失うだろうが静電気みたいでいるから染みのない服を着ても大丈夫なよう今朝からずっとベランダにい

Hiuchiishi – ウ山あまね

なあきいてやあドキドキが止まらない最近インビジブルとラブの挟み撃ち今後はどうすればいい君しかいないのに君しかいないのに昨日火打石に打たれた時来週のバッドフィーリ

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