しゅばる
郵便夫 – しゅばる
山の麓の何も無い町 こちらは特に変わりなく
出来るだけ休みはせずに 手紙を待つ人の所へ
近頃は川の木陰に 疲れたら腰下ろし
鳥達をちょっと眺めたら もう一度歩き出すんです
君が残した歌を口ずさんだら 心なしか風に背中押されたような
ほら今日もよく頑張ったろ 君は褒めてくれるかい
チューリップの花が咲いたよ もうすぐ春ですこの町も
また明日も頑張るよ 君は見ててくれるかい
鳥が森へ飛んで行くよ 僕も家に帰ろう 歌って
寒い冬が終わるよ もうすぐ春ですこの町も
山の麓の何も無い町 こちらは特に変わりなく
出来るだけ休みはせずに 手紙を待つ人の所へ
近頃は川の木陰に 疲れたら腰下ろし
鳥達をちょっと眺めたら もう一度歩き出すんです
君が残した歌を口ずさんだら 心なしか風に背中押されたような
ほら今日もよく頑張ったろ 君は褒めてくれるかい
チューリップの花が咲いたよ もうすぐ春ですこの町も
また明日も頑張るよ 君は見ててくれるかい
鳥が森へ飛んで行くよ 僕も家に帰ろう 歌って
寒い冬が終わるよ もうすぐ春ですこの町も
菜の花畑に埋もれた地元の小さな通り大きな荷物を転がした美しい女が一人高めのヒールも艶やかにお久しぶりねと僕を呼び止める声で思い出すあの日の少女の姿クラスの隅で目
重い頭を引っ込めて ただ手を動かすことだけ海の声を聴きに行こうか 遠い海の言葉を汚れたボートに帆を掲げ オールで漕ぎ出た向こう見ず海がそれを拒むだろうか 広い空
コートダジュールに降り立ち まさかの雨に神頼み茶色い海 荒れる地中海サイトにあったマルシェには 目にも眩い夏野菜曜日違って在るのは骨董品届け祈り お天道様に紺碧
コンガのビートに乗っかって こんがらがる紐解いて自由に歩め 遠くへ行くなら膝栗毛頑固な爺さんも誘って ランバダ踊った少年期牛乳飲んで大きくなったぞ 行こうマイウ
月明かり浴びて眠る君どんな夢を見てるの 僕に知れはしないけど一人きり とても嫌がる君どうか幸せな夢であれと願うよもし僕がこの世から消えてしまってもいつまでも俯い
横浜を歩けば思い出すあの味今日は僕が君に作る中華料理赤パプリカ ピーマン 種は取っておこう生姜の皮剥いて下準備はこれで良しパプリカ ピーマン 玉ねぎ 2センチ角
石を集めて 毎日集めてなるべく静かな所に色んな形を 沢山集めて大きな城を建てようあの日躓いた拍子に浮かんだ理想の通り世界に一つだけのお城を汗をかいて 土に塗れて