人に会えぬ休日とか
人に会わぬ口実とか
ああ笑ってくれよ夕焼け
必死だよ、ずっと、勝手でしょ
夢でできる倒立とか
嘘にできる憂鬱とか
「またね」って言葉を
間に受けちゃうのがやだ
どうして、こんなに素直に言えない
どうして、あなたの前で
知らない誰かになっている
首に仕込む香水とか
ふいに潜むため息とか
ああ気づいてくれよいい加減
必死だよ、ずっと
一人泣いた祝日とか
何も食べてない夜とか
「別に」って言葉を
間に受けないでよ、ばか
どうして、こんなに素顔を知らない
どうして、あなたは今日も
言えない秘密を持っている
一人泣いた祝日とか
何も食べてない夜とか
「別に」って言葉を
間に受けないでよ、ばか
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口下手なのはお互い様でも別れの一つもないなんて悲しくはなるさいやでも覚えた癖 忘れなくちゃな要するに君はもう答えを出していて呼び出したものの話を切り出せなくて結
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突然ごめん、あと 3%丁度最寄りに着いたとこそんなに長く話せないけれど声が聞きたくて今日はどうだった?疲れたよね帰ったらすぐに寝ちゃうかもなそういえば今日気にな
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振り返る街 あいつはもう戻らないらしい噂話 乾いた口振り返る街 青春を縛っていた縄はひとつだけ 死なないように振り返る街 テレビは他人事でムカつく何がわかる お
誰かの食べかけみたいな人生だきっとこの景色もあの景色もおさがりだな噛み続けたガムみたいな毎日だもうこの言葉もあの言葉も聞き飽きて言い飽きている食卓に並べられた平
見かけなくなった猫気づけばいつでも探してしまう見かけなくなった猫君のことを歌っている撫でさせてもらえたことなどないけれどあの色模様が記憶から消せない見かけなくな
「勝ち負けじゃない」とか言い訳はすんな、文字と睨めっこ開始対峙する声に尻込み、すくむ脚騒がしい胸の内 静寂よりはマシ腹を括れよ、ここは荊棘道あああああ 声は出る
開いたページ 並ぶ文字右から左 目でなぞる言葉たちに試されている熱を持つ 喉の奥今も僕の背中を叩く問いかけが頭を駆け巡る「それでいいなら、それでいいけどそうじゃ
ああ、今なら少しわかる君が海を選んだ理由揺れる水面に浮かぶ歪んだ月にその想いを重ねたんだろうああ、今更少し触れることも許されちゃいないんだろうそんな遠くへ行くな
あなたの愛に色があるのならばこの狭いアパートにふさわしくない大きな窓枠が切り取った夕陽のオレンジだと思うあなたの愛に歌があるのならば坂の上まで競走している子供ら
幾重にもなっていた出会いの たかがひとひらだったんだろなその後変わりないだろうかいつしか唸っていた眩暈も やがて忘れてしまうんだろうか言わずもがなと笑う花がひら
今日もまた 祈るように、縋るように、声を鳴らす今日もまだ 出会えてないあなたへと歌を送る自分を許すために生まれた言葉で世界のどこかの心と、今、目があった気がした
僕たちは、点滅するから美しいんだ僕たちは、点滅するから愛おしいな例えるならばそう踏切、ずれる信号いつか重なる時を待ってしまうの例えるならばそう夜には消える太陽月
やあ、元気にしているかいずっと上から見ていたんだけどいつも俯いている君に痺れを切らして 手紙を書いたのさウェンディ頬を撫でる風も繋いだその手の温度も昨日のことの
速度は落とさないまま そのまま深夜の首都高はやけに寂しいね頬杖をついた君の指先に走る街灯が集まってる、光ってる、気づいてる?あまり慣れたもんじゃないからよそ見も