さとう。

  • 風の便り – さとう。

    そんな訳ないのに 呼ばれた気がして振り返る道に咲いた花が分かるはずないのに 涙の理由を背負うように 揺れて 思い出された 何にもつかめやしない この手は 一人で繋いで祈った二人で繋いで笑ったああ、風の香りが 懐かしいのは心の片隅にずっとあなたが笑いかけるの そっと そんな訳ないのに 呼ばれた気がして振り返る度に痛む胸は分かるはずないだろ 涙の理由も踏み越えた先は光だろうか なんにも守れやしない こ…

  • ぺちゃんこ – さとう。

    今朝買ったパンがぺちゃんこになってた産まれたての恋がもうダメになった昨日切った髪がぐちゃぐちゃになってた心が粉々になっていく ああ日々を少しずつちぎってよく噛んでよく噛んで味わう潰れたパンの美味しいことまだ内緒にしてたいな 今朝買ったパンがぺちゃんこになってたトートバックのなか荒れ果てたまんま本当はちょっと楽しみだったすぐ 心が粉々になっていく私が私をすりおろしてる ああ今を少しずつ嫌って「よくな…

  • 通過する故郷 – さとう。

    車窓から見た街は今日も平穏スローモーション 流されていつの間にか音のないイヤホンこのエモーション 歌ってよ 通過する故郷僕はまだ帰れない通過する故郷僕はまだ帰れない 車窓から見た 待ち侘びてた色もグラデーション 真っ黒にいつの間にか鳴り出すイヤホンプレイリスト 歌えるよ ああ、記憶の影がああ、あなたの声がああ、その眼差しが救った夜がある もうここで降ろしてくれ戻ってくれって、叫び出す心をあやすよう…

  • 胸ぐら – さとう。

    愛想尽きたはずなのに いまだに慣れてくれないのは 誰の声?電光板が睨んでくる何度も何度も見過ごした3番ホームいいから黙ってくれ耳を塞ぐほど近くなる怒号「周りは騙せてもわかってんだぞ現状維持にあぐらをかいたお前なんぞ」 吐いて、掃いて、捨てるほどなんで、なんで、焦る鼓動相手してる暇はないから当たり障りない人生をお望みならば Uターンを 予想だにしない勝算もない ひたすら一人分の道を作っているできっこ…

  • 決別 – さとう。

    今 今僕がみた景色はいつか いつか廃れていくのだろうかいっか、まあいっかって流した 諸事情はいつか いつか答えになるのだろうか 眠りきれない夜潜っていくカメラロール秒針は止めどなく音を出す指先スクロール窓際が青く染まる 染まる 置いてかなきゃいけない未来そこで君が 手を振っているもう 届きそうにない置いてかなきゃ行けない未来ここじゃないどこか 探しているまだ 届きそうにない 届きそうにない今を歩い…

  • つよがり – さとう。

    人に会えぬ休日とか人に会わぬ口実とかああ笑ってくれよ夕焼け必死だよ、ずっと、勝手でしょ 夢でできる倒立とか嘘にできる憂鬱とか「またね」って言葉を間に受けちゃうのがやだ どうして、こんなに素直に言えないどうして、あなたの前で知らない誰かになっている 首に仕込む香水とかふいに潜むため息とかああ気づいてくれよいい加減必死だよ、ずっと 一人泣いた祝日とか何も食べてない夜とか「別に」って言葉を間に受けないで…

  • Saturday park friend – さとう。

    週休2日 OLの君とバイト掛け持ち 夢を追っている僕連絡は前日 さながらニュースキャスター「ねぇねぇ、明日は晴れるらしい」 食べたいお菓子とジュースを選んでいつのまにかブルーシートは僕担当多めに買っておくからね余れば持って帰ればいいさ僕は何でもいいからさ 冬になったら 寒くなるから夏になったら 虫が出るから春秋限定の11:30駅集合夕方に解散 それだけ 愛してしまったのさちゃんとそんな気は一切ない…

  • 逃避行ハイウェイ – さとう。

    速度は落とさないまま そのまま深夜の首都高はやけに寂しいね頬杖をついた君の指先に走る街灯が集まってる、光ってる、気づいてる? あまり慣れたもんじゃないからよそ見も、片手もできない僕に言う「ねえみて、あれ綺麗。なんの建物だろう」って、今は見れないよ 君の顔も どこまでいけるだろう触れ合いはしない 二つの孤独を今は気づかないフリできるよ どこまでいけるだろう過保護な月も いつかいじけて僕ら二人だけにな…

  • ネバーランドより – さとう。

    やあ、元気にしているかいずっと上から見ていたんだけどいつも俯いている君に痺れを切らして 手紙を書いたのさウェンディ 頬を撫でる風も繋いだその手の温度も昨日のことのように思い出せるよ 君はどうなのさ あれから声も変わらない僕の呼び掛けにも 気付けないほど僕にはなれない“大人”ってやつは忙しいのかい? ウェンディ息詰まりそうな この街を君は見下ろして飛んだ あの夜のこともウェンディ思い出せそうかい? …

  • 点滅する – さとう。

    僕たちは、点滅するから美しいんだ僕たちは、点滅するから愛おしいな 例えるならばそう踏切、ずれる信号いつか重なる時を待ってしまうの例えるならばそう夜には消える太陽月の輝き 想い馳せては歌う 悲しい歌で溢れるこの街のあなたの鼻歌が優しすぎること涙した夜も知ってるからまた 笑顔が見たいな 何度でも 光ってばっかりいらんないの、もうそうでなくても 眩んでしまうほどの現実あなたの闇に気づくための 影ならば望…

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