いとうかなこ

こんな僕でも – いとうかなこ

自分独りの 無力さ故に
なんの価値さえ 持ち合わせず
そんな虚しさに 支配されてた
いつだってそう 明日が不安で

些細なきっかけ 出会ったあの頃
さりげなく「友」なんて言うからさ
心奥深く 大切な何かに 気付いたんだ

誰かの為 その為なら こんな僕でも
いつだってヒーロー

二つのストーリー 結び合う この奇跡
まるで 未来の誰かが
運命の糸を 引き寄せるように
ひとつの想いが 時空さえ 飛び越えて
見果てぬ光が ゲートの輪郭を
ぼんやり描いた「観測者」言ってみたかったんだよね

平気なフリして 打ち込むフリして
本当は何も 生み出せない
見知らぬ規則で 過ぎ去って行く
時計の針を ただ見つめてた

何か守るため 演じる姿が
どこか似てるんだ キミもそうだからさ
踏み出せる勇気 強さのその意味を 知ってるんだ

命の歌 守る為なら こんな僕でも
いつだってヒーロー

いくつもの出会い 符合する 熱情は
まるで 未来の誰かが
明かりを照らして 導くように
この島がくれた いくつもの 可能性
気持ちが重なる 不思議な共鳴
涙と笑顔の「観測者」この世界は繋がってる

追伸 キミに、キミ達に会わせたい
仲間が沢山できたんだ───

こうして広がる 新しい価値観で
もちろん 気付きようもなく
世界線は きっと 変動をした
なんとなくだけど 明白な 感覚は
この先の 道順 迷いはいつしか
覚悟へと手を伸ばす「観測者」僕はキミに憧れてる

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