小林私

笑って透明人間 – 小林私

ここらじゃ誰も知らない つくづく嫌になることを
優しくなれずにいたい いつも許す為の言葉を探しては

また笑って笑って そもそも何も思ってないし
だから拐って拐って ここから連れ出してみて
俺は惑って惑って それできっとまた笑って
それは貴方だからなのか、もう分からない

ろくな標も知らない 街なら僕ら透明人間になれる
隠しきれないことが溢れれば気付かない内に人でも刺せる

なら青く消えていく山のシルエットはもうハリボテで
肌、あばたもえくぼも見えなく、見えなくなって

また笑って笑って そもそも何も思ってないし
だから拐って拐って ここから連れ出してみて
俺は惑って惑って それできっとまた笑って
それは貴方だからなのか、もう分からない

透明人間さ、僕ら 怠惰すらポスター
怒りも痛みも分からずに息をして
涙の跡さえ擦ることなく瞬きをする間に
人形に感情を写して生きた心地がしないのは何故か
心臓が今もなおドクドクと蠢いているから

また笑って笑って そもそも何も思ってないし
だから拐って拐って ここから連れ出してみて
俺は惑って惑って それできっとまた笑って
それは貴方だからなのか

俺は笑って笑って でも貴方を見てるよ
怒りも痛みも分かろうと息をしてる、今

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