セバスチャン・ミカエリス(小野大輔)

  • 貴方の声が色褪せようとも、盟約の歌がその胸に届きますように。 – セバスチャン・ミカエリス(小野大輔)

    刹那 希望 剥がれ意識 失い 遠くに聞こえる涙 今夜 命 惹かれ業火 蝕み 暗黒に潜みながら 満月の闇に堕(お)ち主(あるじ)に仕える翼 絶望を見つめているその孤独を譲れるのなら I guard youどんなに暗い琥珀よりどんなに蒼い髪よりどんなに紅い記憶より狂おしく 全てを失う刻(とき)が来ても最期の痛みに変えてもそれが、赦(ゆる)し得られるならば 理性 硝子 崩れ決意 影で 甘く仄暗(くら)く…

  • 月の雨 – セバスチャン・ミカエリス(小野大輔)

    雨の日は 庭に出てさりげなく 聞こえてくる 弦の音 身をゆだねながら赤い薔薇 手折ろう 彼(か)の夢が 続くなら冬の雪 暖炉の火も眠る息 消えないようにその身を 包もう 嗚呼 暖かい 時間(とき)が止まるのなら記憶を込め 貴方だけ 見つめ続けよう 嗚呼 その指が この髪に触れていれば蜘蛛の糸のように ただ 甘く切なく 月が消え 深い森霧の城 瞳の声その命(めい)が 下るのならば目蓋を 閉ざそう 嗚…

  • ある執事の日常 – セバスチャン・ミカエリス(小野大輔)

    お目覚めの熱い紅茶淹れたなら パン焼いてオムレツ焼いて使えない使用人にも焼きをいれましょう 焦げ目キツメ シャツを着せボタンしめリボン結んで靴下するり 仕上げに眼帯をこれぞシエル・ファントムハイヴ卿 私の主人 こんなところに 寝癖が一束ぴょろりら なんと頑固なのでしょう寝癖は持ち主似るのか 全く言うことをきかない これはお仕置きせねばですね 霧吹きシュシュラシュッシュッシュー水責め こんなに濡れて…

  • You will rule the world – セバスチャン・ミカエリス(小野大輔)

    今宵も虚ろな瞳 鏡に映しだされる躊躇いの翳はまたいたずらに濃くなって 灰色な息をつく さあ抗って これは沈殿する世界違うでしょう?貴方立つ場所は…… 装飾過多な嘘には舌打ちして 裸足のまま飛びあがるしがらみ脱ぎすて 残されたもの愚かしくて滑稽でなお 揺るぎのない強さ いたらないほど胸が疼きだして 夜の窓をこじ開けるそうすべては貴方次第 You will rule the world 夢壊すなら夢 …

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