しばたはつみ
濡れた情熱 – しばたはつみ
熟れた果実を 二人で分けた
恋の夜をうらまないわ 全てあげた私
オリーブの花 髪に飾って
あなただけを 待ちわびたの
甘いしのびあい 濡れたあの砂
悪いのはあなたじゃない 肌をよせた私のせい
男の心 今はわかるの
うれいにみちた 恋のまなざし
甘い過去がつらい私 暗い夏の終わり
あなたがいれば 楽しいはずの
海の夜明け にがいワイン
悪いのはあなたじゃない 肌をよせた私のせい
男の心 今はわかるの 男の心 今はわかるの
熟れた果実を 二人で分けた
恋の夜をうらまないわ 全てあげた私
オリーブの花 髪に飾って
あなただけを 待ちわびたの
甘いしのびあい 濡れたあの砂
悪いのはあなたじゃない 肌をよせた私のせい
男の心 今はわかるの
うれいにみちた 恋のまなざし
甘い過去がつらい私 暗い夏の終わり
あなたがいれば 楽しいはずの
海の夜明け にがいワイン
悪いのはあなたじゃない 肌をよせた私のせい
男の心 今はわかるの 男の心 今はわかるの
乾いた町に 風が吹くほこりに巻かれて愛が消える私を女にした人なのやさしかった 昨日までこの合鍵が 棄てられないあの扉二度とたたいちゃいけないの唇をかんで憎んでみ
まだ半分は眠る私に細身の煙草をくわえさせるとあなたは片眼つぶって見せて冷たい背中扉に向ける笑ってしまう 笑ってしまう初めてふられた 少女のように裸足で窓へと駈け
おじさん いつものブルースをいつものようにやっておくれ酔ったお客がアンクル・トムのまるい背中をたたいて言った安い酒場 古いピアノ淋しく死んだ男の歌をわざと陽気に
ねぇ 切らないで何処にいるのよもう半年も音沙汰なけりゃ顔も忘れてしまうじゃないベルが鳴る ためらいがちに響き出す あなたの言葉電話線クルリと巻いた指先に夜が染ま
都会にあこがれて故郷捨てたわ夜明けの停車場であの人はさよならの言葉を幾度も繰りかえしてそっと背中をみせたあれから一年の月日が流れて私は踊り子に身をかえた舞台の片
シンガー・レディ AH………歌を愛して生きていた星たちは遠い想い出の空で 今も輝くシンガー・レディ シンガー・レディアア…そう呼ばせてほしいシンガー・レディ シ
誰でも一度くらいスポットライトが当るでしょうねえ それが 人生というものでしょうあなたとくらすときまった時に私はそうかと思ったけれどそんなの夢だと三日でわかり一
ブルースを唄わせて私の唇が別れた男を恋しがってるブルースで酔いたいの泣くのはこりごりなのよ淋しい女だから意地でも張らなきゃ死にそういい時はいいけれどまぼろしね
今夜雨が降ります私きっと 濡れます傘がないの 失くしたのよあなたの心と一緒に今夜雨が降ります川の水も 増えます身投げしそう あの橋からあなたと別れた橋からああ私
ラグジュアリー・レディーをはだしにすることが男の魅力といえるかもしれない夜は 夜はドラマチックワイングラスでおぼれそうな昼と夜とが重なる時につめたい心で立ってい
さめた男の胸板に耳をあてれば聴こえて来るすすり泣くような北風と獣(けもの)のうなり人は化石の街に住み愛の欠片(かけら)を探している時の魔術師にだまされて心を開い