都会にあこがれて故郷捨てたわ
夜明けの停車場であの人は
さよならの言葉を幾度も繰りかえして
そっと背中をみせた
あれから一年の月日が流れて
私は踊り子に身をかえた
舞台の片隅でスターを見つめながら
明日を夢みているの
あの人のやさしさ忘れはしない
涙にくれた時など
すべてあげた夜を想い出すわ
恋も涙も捨て歌に生きるの
二十才の誕生日手紙を書いたわ
私を待っている故郷へ
スターになるまでは帰るつもりはないと
固い誓いをこめて
ライトをあびながら夢中で踊れば
楽屋のひとときが生きがいよ
汚れた化粧と身体をつたわる汗
それが私のすべて
あの人もいずれは幸せつかむ
私はひとりぼっちで
すべてあげた夜を想い出すわ
恋も涙も捨て歌に生きるの
人気の新着歌詞
合鍵 – しばたはつみ 乾いた町に 風が吹くほこりに巻かれて愛が消える私を女にした人なのやさしかった 昨日までこの合鍵が 棄てられないあの扉二度とたたいちゃいけないの唇をかんで憎んでみ
アダルトラブ – しばたはつみ まだ半分は眠る私に細身の煙草をくわえさせるとあなたは片眼つぶって見せて冷たい背中扉に向ける笑ってしまう 笑ってしまう初めてふられた 少女のように裸足で窓へと駈け
アンクル・トム – しばたはつみ おじさん いつものブルースをいつものようにやっておくれ酔ったお客がアンクル・トムのまるい背中をたたいて言った安い酒場 古いピアノ淋しく死んだ男の歌をわざと陽気に
サイレント・トーク – しばたはつみ ねぇ 切らないで何処にいるのよもう半年も音沙汰なけりゃ顔も忘れてしまうじゃないベルが鳴る ためらいがちに響き出す あなたの言葉電話線クルリと巻いた指先に夜が染ま
シンガーレディ – しばたはつみ シンガー・レディ AH………歌を愛して生きていた星たちは遠い想い出の空で 今も輝くシンガー・レディ シンガー・レディアア…そう呼ばせてほしいシンガー・レディ シ
スポットライト – しばたはつみ 誰でも一度くらいスポットライトが当るでしょうねえ それが 人生というものでしょうあなたとくらすときまった時に私はそうかと思ったけれどそんなの夢だと三日でわかり一
ブルースを唄う女 – しばたはつみ ブルースを唄わせて私の唇が別れた男を恋しがってるブルースで酔いたいの泣くのはこりごりなのよ淋しい女だから意地でも張らなきゃ死にそういい時はいいけれどまぼろしね
火の鳥ならば – しばたはつみ 今夜雨が降ります私きっと 濡れます傘がないの 失くしたのよあなたの心と一緒に今夜雨が降ります川の水も 増えます身投げしそう あの橋からあなたと別れた橋からああ私
濡れた情熱 – しばたはつみ 熟れた果実を 二人で分けた恋の夜をうらまないわ 全てあげた私オリーブの花 髪に飾ってあなただけを 待ちわびたの甘いしのびあい 濡れたあの砂悪いのはあなたじゃない
夜はドラマチック – しばたはつみ ラグジュアリー・レディーをはだしにすることが男の魅力といえるかもしれない夜は 夜はドラマチックワイングラスでおぼれそうな昼と夜とが重なる時につめたい心で立ってい
化石の荒野 – しばたはつみ さめた男の胸板に耳をあてれば聴こえて来るすすり泣くような北風と獣(けもの)のうなり人は化石の街に住み愛の欠片(かけら)を探している時の魔術師にだまされて心を開い