しいの乙吉

夜明け前 – しいの乙吉

どれだけあなたを 愛したか
どれだけ心を 痛めたか
花と生まれた 綺麗な時を
あなたと暮らして みたかった
愛に溺れて 愛に背かれ
心寒ざむ 夜明け前

清らに咲いた 花でさえ
狂おしく燃え盛る 季節がある
夢かまぼろし 知らずに炎えた
儚く散っても 恋は恋
許しきれない あの喜びも
心寒ざむ 夜明け前

無理を承知で すべてをかけた
誰にもわたせぬ 人だった
愛に溺れて 愛に背かれ
心寒ざむ 夜明け前

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陽のあたる坂道 – しいの乙吉

心のポケット 手探りしたら綻ろんで穴が あいたままぬくもりさえも 想い出さえもどこかに こぼれて 探せない倖せ不幸 くりかえし人は皆誰でも 愛に生かされてあなた

大阪の街に雪が降る – しいの乙吉

大阪の街に 雪が降る哀しみ色の 雪が降る御堂筋 二人肩ならべ思い出すべて 雪の中あんたにあげた 愛は迷い人泣いても 怒っても 時はかえらない大阪の街に 雪が降る

奄美の空の下で – しいの乙吉

風に心が あるのでしょうか海に心が あるのでしょうか夢の橋を渡ってこの島へ きてみたけれど愛しては いけない人でした愛しては いけない恋でした奄美の空は 青かっ

男と女の舟唄 – しいの乙吉

おんなの川には 舟はない月の鏡で 髪梳(と)かし紅をひく 影おとす口説き文句を 忘れたか俺の呼ぶ声 忘れたか…出てこい 出てこい 舟に乗れどうせこの世は 波まく

しあわせの灯 – しいの乙吉

あなたを初めて 真っすぐみたよ綺麗な瞳(め)をして いたんだねこんな近くに いたのに気づかずホントに馬鹿な 男だろ笑ってごまかす 歳はもう過ぎた長いようでも 短

グッバイラブをあなたに – しいの乙吉

グッバイ ラブ この手をはなしてグッバイ ラブ 夢から覚めたのどこかでおとした 倖せを他人(ひと)のせいには したくないけど最後と決めてた 恋でしたそれほどあな

居酒屋ガード下 – しいの乙吉

ガタゴト ガタゴト 電車が通るたび淋しさひとつ 置いてゆく見知らぬ人と 袖すり合うのも何かの縁さ 居酒屋ガード下今夜の愚痴は 今夜のうちに酒といっしょに 腹の底

愛しき人生 – しいの乙吉

花が咲き 花が散る風の吹くまま 放浪(さすら)って夢をみて 夢破れ人の言葉に 傷ついてたった一度の 愛しき人生不器用 丸出し 生きてゆく哀しみも ぬくもりもこの

蛍火 – しいの乙吉

夢をみました あの夜から恋に焦がれる 蛍ですたとえこの恋 傷ついて心壊れて 泣こうともあなたの笑顔 夢のゆりかご儚く消える 蛍火でいいの倖せなんて 望まないあな

津軽海峡 – しいの乙吉

この海を越えたなら あなたに逢える雪が舞う カモメ啼く 津軽海峡口説き文句の ぬくもりだけで心をだまし ひと冬耐えたあの桟橋で 両手を広げ迎えてくれる 夢を見た

さだめ… – しいの乙吉

この川を 越えたなら 二度と戻れない雨が降る 風が鳴る 誰かが怒るあなた あなた この手をひいて闇夜も 月夜も 離さないでね裏切られても わたし悔いはないいいで

紙風船 – しいの乙吉

あんたの空を 飛びたかったよ翼に陽差しを 浴びたかったよ夢ならひとつ 胸のポケットあんたと云う名の 宝もの生まれついての お人好しには恨むことなど 出来なかった

あなたと歩きたい – しいの乙吉

長いようでも 過ぎてしまえば短く思う それが人生人は誰でも 何かを忘れ心をさぐる それが人生雨降れば 雨に酔い風吹けば 風に酔うあなたとめぐり逢い あなたと愛し

傷あと – しいの乙吉

愛したの 愛したの他の誰より 愛したの抱きしめて 抱きしめてふるえる心を 抱きしめて人は誰でも 恋して傷つきその傷あとを いやすためまた 恋をするあの人と あの

ありがとう – しいの乙吉

ひとつしかない 命ならあなたと 生きてみたい笑顔絶やさず 暮してみたいいつか年をとって願い事 三っつくらい 叶えられれば幸福(しあわせ)だったと 思うから雨の日

ブルースあおもり – しいの乙吉

お前に昔が あるように俺にも昔が あるんだよおなじ月見て 風に吹かれて泣いたことも 何度かはこの町で 夢を拾ってこの町で 泣いたり笑ったりあーあおもり恋しさに 

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