怒涛(どとう)渦巻く この海峡に
もまれはじかれ 流されかけた
さんな女に 心のささえ
あなた私の 舵となり
生きて行きたい
生きて行きたい 男女(ふたり)舟
波も荒いよ この海峡は
しぶきまじりが 冷たく濡らす
涙ふきなと やさしく抱いて
あなた私の たてとなり
越えて行きたい
越えて行きたい 男女(ふたり)舟
辛(つら)い思いは この海峡の
潮に流した 門出の汽笛
岬がくれの 燈台灯り
あなた私の 命綱
ついて行きたい
ついて行きたい 男女(ふたり)舟
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春の菜の花 朧月夏は花火と アセチレン秋の紅葉 十三夜冬は雪原に 針葉樹あゝ好きです 北国の四季あゝ好きです 東京の人君は故郷 忘れてないか夢を紡いで 生きてい
貴方(あなた)を失(な)くして 生きるのはいのちが無いのと おなじです世間の波風 吹こうともつないだこの指 離さない愛が積み荷の… みちゆき舟よ明日(あした)が
口が重くて 世渡り下手でみんな みんな承知で 惚れたひとなによしんみり らしくもないわあなたの背中が 道しるべ咲いて嬉しい 千年桜なにがなくても 笑顔があれば生
生まれた時から 決まってたあなたとわたしの 出逢う橋罪と呼ぶなら 罪でもいいの離れたくない 離れない頬(ほほ)に小雨の 泣きむし橋よ抱かれた肩の ぬくみからあな
桜の花びら 散る春も寒さに凍(こご)える 冬の日もあなたが 見ていてくれるから木洩れ日(こもび)に 包まれて幸せを 噛(か)みしめて私は 暮らしてる今も これか
鳥のように 羽があれば大空飛べるけど背伸びしても 上手には生きては行(ゆ)けないわどれほど泣いたら 明日が見えますかかなしい想い出が また目隠しするの涙の数だけ
哀しくなると 思い出す夏祭りで買った 蒼(あお)いひよこ大事に大事に してたのに夢みたいに色あせて ゆきました花火の柄(がら)の 浴衣着て待ってたあなたは 来な
しんしん きらきら 雪が舞うしだれ桜に 雪が舞うあの人は 何処(どこ)の町どんな暮らしの毎日ですか角巻(かくま)きで 角館(かくのだて) 想い人 想い雪恋しくて
山の麓(ふもと)に 流れる絹の滝音せつなく 響く渓谷あなたとの恋 断ち切るための心に誓った 旅なのにあなたを 忘れず 捨てられず愛(いと)しさ憎さが 追いすがる
どうしていますか?あなたお元気ですかわたしは懲(こ)りずふられ旅です永遠の若さ求め龍になった田沢湖(たざわこ)の辰子の伝説(はなし)にしみじみしてます愛はうたか
我が身焦がして 闇に舞う迷い揺られる恋あかりあなた信じてついてゆくあかりめざして飛んでゆく夢もあずけた 蛍火の宿何度恋して 傷ついてやっと出逢えたふたりですお酒
海鳴りないて 荒れる夜は時計の針が むかしにもどる恋は女の 命の華よこの指も 唇も今もあなたの ものなのに波が 波が 波がふたりをあゝ…… ひきはなすガラスの窓
涙を赤く 血に染めて海峡越しに 陽が沈む別れの手紙 ちぎる指季節をそむき 雪になる恋すればこそ 追い詰めて愛すればこそ 追い詰められてここは ここは ああ ここ
ばちのうまさに 見とれて惚れた海の男に 一目で惚れたかがり火 夜祭り 炎の中で二人の目と目が 絡み合うもっと激しく もっと激しく私をめがけて 火の銛(もり)打ち
しあわせでしたか お母さんさび朱色した 姫鏡台化粧もしない 明け暮れにもほつれ髪見せずに 笑ってた面影が やさしく揺れてる元気だしてと 云うように雪国生まれと
あなた宛ての手紙 駅で書いていますさようならのあとは 何を書けばいい好きでした ただ一途に 好きでしたありがとう あなた すべてだったひと泣いてはだめ 迷っちゃ
苦労積み荷の 荷車を引いてこの世の 登り下り決めた道なら 男なら夢をヨイショと 持ちあげて涙こらえろ がまんだぜなんだ坂 こんな坂 人生(えんか)坂一と一とが
「濡れるじゃないか もっとお寄りよ」言ってあなたは わたしを抱いた絹の雨 …絹の雨 別れたあとも胸にせつなく 濡れかかるひとり飲む酒 みれんの味がする「二人でい
おんな一途な 恋だから離れられない 離さないあなたにわたし 見えますかしあわせなのよ わかってと燃えて 燃えてせつない あゝ冬陽炎酔ったふりして 嘘つきを責めて
髪の毛を 切りましたあの人が ふれた髪口紅も 変えました夜汽車の窓に うつしますこれでいいの これでいいのわたしひとりが 泣いたらいいのふりむかないわふるさとが