岩本公水

  • おんなの峠 – 岩本公水

    つらいと思えば なおさらつらい心の中では 分かっていても堪(こら)え切れずに 泣く日もあるわこれが生きると いう事なのね…山あり谷あり この先は登れるでしょうか おんなの峠 君さえ良ければ こっちにおいでやさしい瞳に 抱き寄せられた恋という名の しあわせ遊び今は儚(はかな)い 想い出なのね…山あり谷あり 振り向けば転んだ七坂 おんなの峠 消せない月日は 螺鈿(らでん)の箱にしまって置きましょ 誰に…

  • 酔うほどに – 岩本公水

    みぞれがそぼ降る こんな夜(よ)はひとりで飲む酒 泪(なみだ)こぼれるの酔うほどに寂しい ああ 酒よ消せない未練の 空(むな)しさが…胸に沁みるのよ 目立たず知られず ひそやかに小さな倖せ それでよかったの酔うほどに逢いたい ああ 酒よ子供じゃないのと 拗(す)ねたのは…夢があったから 何度もさよなら 言わせたのひとりで飲む酒 やっと終わるのね酔うほどに悲しい ああ 酒よ凍(い)てつく心を 傷つけ…

  • 春蝉 – 岩本公水

    春も終わりと 鳴く蝉に俺の心が また痛む別れ言葉も ないままに何処(どこ)へ消えたか 一夜草(ひとよぐさ)なくな なくなよ なくもんかなけば未練が こみあげる 逢えば短く 終わるけど命重ねて つぎの世も語り明かした あの夜を今もせつなく 思い出すないて なみだが かれるまでなけば倖せ きっと来る 夏に咲けない さだめでも悔いはないわと 涙ぐむ名残惜しんで くれるのかつのる寂(さみ)しさ 花しぐれな…

  • 浮草の舟 – 岩本公水

    つなぐ手と手に 温もりあればどんな波風 吹こうともついてゆきます ついてゆく寒い夜空の 星だっていつか希望の 星になるあなたと流れる 浮草の舟 雲の切れ間に 日差しがのぞくそうと信じて 春を待つ向かい風でも いいんですそばにあなたが いればいい明日(あす)は背中(せ)を押す 風になるふたりで流れる 浮草の舟 何がこの先 待ち受けようと俺のみちづれ おまえだけ言って私の 肩を抱くそんなあなたに 寄り…

  • 朱鷺色の夢 – 岩本公水

    波のかなたの 島影をもえる夕陽が 焦がすころ夢を追いかけ 希望を抱いてひとりあなたは 出て行った約束信じて 待ってます手をふる涙の 恋港 佐渡の海鳴り 波枕恋のてびきの おけさ節 空に横たう 天の川川をはさんで 星ふたつ年に一度は 逢えると聞いたずっと私は ひとりなのかがやく星さえ 恨めしいあなたが好きです すがりたい 白いカモメに なれたなら飛んで海峡 渡るのにきっと必ず 帰って来てね待っており…

  • 瀬戸内みれん – 岩本公水

    契り結んだ 琴弾山(ことひきざん)は利休鼠(りきゅうねずみ)の 雨が降る松の木立(こだち)の 有明浜の寛永通宝(かんえいつうほう) 砂の絵は…今日が見納め あなたの町も遠く霞(かす)んだ 瀬戸内みれん 萬(まん)にひとつの 盲(もう)亀(き)の浮木(ふぼく)やっと掴(つか)んだ 果報者夢もつかのま 二人の恋はどうにもならない この世では…許せなかった あなたの嘘がおんな身を退(ひ)く 瀬戸内みれん…

  • なかせ雨 – 岩本公水

    寂しいものね 雨の音ひとり呑んでるこんな夜(よ)は…あなたは来ない電話途中で 切った理由(わけ)なら知りたくないの駄目よだめだめ 疑えばお酒が別れの 味になる 侘しいものね 街灯り一つ二つと消えたのに…あなたは来ない窓のしずくを 指でたどれば知りたくないのきっと何処かで 見せている優しい男の その仕草 酔えないものね 手酌酒雨で忙しすぎるのね…あなたは来ない嘘と本当の さかいあるなら知りたくないの…

  • 憂愁海峡 – 岩本公水

    ひと月待てれば ふた月待てるつらい言いわけ 泣くばかり逢いたいよ あの人に波よ 風よ 伝えてよ愛だけが 命なの…憂愁海峡 俺だと思えと この簪(かんざし)をそっとわたしに 握らせたその声が 離れない港 夕日 しずむ夢愛だけが 命なの…憂愁海峡 何度も恋など 出来ない女せめてカモメよ 伝えてよ波止場にも 春は来る暗い 遠い その先は愛だけが 命なの…憂愁海峡 人気の新着歌詞 ふたり舟 –…

  • 東京砂漠に咲いた花 – 岩本公水

    ボストンバッグを 足もとに置いて夕暮れを 眺めていたわあれは十八…そしてわたしは あなたに出合いビルの谷間で 恋をした小さな星一つ 東京砂漠 訛(なまり)が取れない 不器用な娘(こ)だと言われれば よけいに黙るそんな子だった…逃げちゃ駄目だと あなたは叱り生きる勇気を 教えたの一人じゃ暮らせない 東京砂漠 お前の倖せ 祈ってるからと別れぎわ 握られた手に泣いたわたしよ…今があるのは あなたのおかげ…

  • 秋田音頭 ~公水バージョン~ – 岩本公水

    ヤートセー コラ秋田音頭です(ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ)いずれこれより御免こうむり 音頭の無駄を言うあたりさわりもあろうけれども サッサと出しかける(ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ)秋田名物八森鰰々(はたはた) 男鹿で男鹿ブリコ能代春慶(のしろしゅんけい) 桧山納豆 大館曲(おおだてまげ)わっぱ(ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー コラ)何につけでも一杯…

Back to top button