しゅばる

南仏旅行 – しゅばる

コートダジュールに降り立ち まさかの雨に神頼み
茶色い海 荒れる地中海

サイトにあったマルシェには 目にも眩い夏野菜
曜日違って在るのは骨董品

届け祈り お天道様に
紺碧の海拝ませよ ほんの一時

やっと来れたの夢のバカンス 遠路遥々15時間
レインコートで睨む地中海

届け祈り 雲の隙間に
差した光 青空よ ほっと一息

やっとこれから夢のバカンス 遊び尽くすわ残り時間
海にアートに食事にショッピング 楽しい

ここは理想のシャングリラ 地球最後のユートピア
真っ赤な夕日に三度お祈り 今度会う時は誰かの隣

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ああ無常 – しゅばる

菜の花畑に埋もれた地元の小さな通り大きな荷物を転がした美しい女が一人高めのヒールも艶やかにお久しぶりねと僕を呼び止める声で思い出すあの日の少女の姿クラスの隅で目

郵便夫 – しゅばる

山の麓の何も無い町 こちらは特に変わりなく出来るだけ休みはせずに 手紙を待つ人の所へ近頃は川の木陰に 疲れたら腰下ろし鳥達をちょっと眺めたら もう一度歩き出すん

舟出 – しゅばる

重い頭を引っ込めて ただ手を動かすことだけ海の声を聴きに行こうか 遠い海の言葉を汚れたボートに帆を掲げ オールで漕ぎ出た向こう見ず海がそれを拒むだろうか 広い空

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コンガのビートに乗っかって こんがらがる紐解いて自由に歩め 遠くへ行くなら膝栗毛頑固な爺さんも誘って ランバダ踊った少年期牛乳飲んで大きくなったぞ 行こうマイウ

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月明かり浴びて眠る君どんな夢を見てるの 僕に知れはしないけど一人きり とても嫌がる君どうか幸せな夢であれと願うよもし僕がこの世から消えてしまってもいつまでも俯い

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