amazarashi

インヒューマンエンパシー – amazarashi

自分欺き嘘つくのはどんな気分だい 下らなくて泣けてくる最低だよ
新品にいっそ交換はできないもんかね 9Vの電池みたいに人生も

僕ら始めようとしてる じっと待ってたわけじゃない
信頼に足る未来を選んでただけ ずっと

今夜
美しい過去を持てなかった僕らは
失敗ばかりだったけど 悪くない失敗だったと
疚しさなく言えるように 見知らぬ船に乗り込む
人とは違う国へ この世の余所者として
生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ
インヒューマン インヒューマン 叫べ

血液の代わりに血管を流れている メランコリーが傷口から溢れぬよう
社会性の絆創膏を張り替えたら 通勤電車も痛くない 痛くないよ

幸せ不幸せを定義するから 優劣に成り下がる
審判は傲慢な選別だ きっと

今夜
美しい過去を持てなかった僕らは
昨日に目を塞ぐから 明日も見えないと泣いて
それでも手探りでゆく ここが暗闇な訳じゃない
僕ら自身の太陽が 各々の場所にあるだけ
生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ
インヒューマン インヒューマン 叫べ

下らない毎日に付箋の代わりに 情熱と没頭を夥しく挟み
下らない鬱屈にアンダーラインを引き 言い訳と抗弁、肯定のコラージュ
ねえ まだ足りない 欠けた過去埋め合わせる 説き伏せるもの ああ

今夜
美しい過去を持てなかった僕らが
美しい今を掴むとしたら 汚れたこの手だ
見捨てた全てに笑う せいせいしたと手を振る
勝ちや負けなんか通じない この世の余所者として
生まれた場所は選べずとも 生きる場所は選ばせてくれ
インヒューマン インヒューマン 叫べ

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真っ白な世界 – amazarashi

朝 目が覚めたら 雪が降っていて曇った窓こすって しばらく見ていたよあなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな子供みたいに愚痴って 僕は家を出る変わらない日々に 何を

コンビニ傘 – amazarashi

冷笑の365日にずぶ濡れのコンビニ傘が土にも還らずゴミでも非ず モノでも非ず役立つでも無く 邪魔するでも無く昼はカラスに啄ばまれ夜には星座を睨みつけ磔にされた街

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