amazarashi
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ゴースト – amazarashi
振り返れば果てしない ゴールはそう遠くない住宅地のジムノペディ BGMの旅行記僕ら息をしていたよ 月明りに夏の匂い何かから隠れてた 僕らずっと隠れてた 間違いだと言われても 失敗と揶揄されても僕には分からないんだよ 同じ言葉を話せよ正しくなんてなくていい 優しくなんてなくていい自分勝手が丁度いい 今日が君のバースデイ ひた隠した心の奥底 処刑されちゃうかも 全部ばれてしまったら 君の記憶から涙は消…
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ナイトメア – amazarashi
僕は悪夢 それかピルカッターで真っ二つに割れたハート 不純とイノセントオーロラ、君は泡沫 もしくは不世界論描写するには 捉え所ない子供 どうせ消える そんなもんに情はないと泣いて 泣いて 自分の奥底に触れる窒息寸前の迷子 全部壊して 抉り出す暗影精神不安定 もよおす吐き気 噛み殺すナイトメア一切の憂いなく 憂いなく一切の憂いなく 憂いなく 孤独の海原に 落とされた君の船SOS叫ぶ 返答なく諦めるジ…
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アンアライブ – amazarashi
日が照るビルディングの 影が僕と知ったよ生まれてこのかた光は 僕以外を照らした権威のブレスレット 着飾るあの売れっ子ルサンチマンと虚仮にされ 猛るリビングデッド告発 独白 暴かれた数々見逃す罪と罰 千代田区の日の丸沈みゆく船 しがみ付いた夕暮れ声を殺す泣き声 あれがきっと背後霊 生きると死ぬの間 減り続けるタイマーこんなはずじゃないんだ 悔やんでるよ毎晩骨になっても残るもの 今となっては遅くともな…
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どうなったって – amazarashi
新幹線も飛行機も 窮屈だから嫌いそれでも会いたい人には 会いに行かなきゃだな夜が更けたら きっと遅すぎるよ この瞬間だけしか 見えないものはある家についてただいまと 独り言ちて眠る夢で会えたらいいけど 起きたら現実に戻るこんな毎日が 続けばいいな 後悔は多いけど それは無視しとく 開けた窓から笑い声 あれは小学生の高学年あの頃の僕に誇れる僕 になれてんのかな目まぐるしく回る星と時代に 乗っかって、…
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収容室 – amazarashi
彼は外を知らずに 生きてきたからこっから逃れたいなんて思わない小さな窓に縁どられた空に やるせなさ透かして不真面目 主体性なく暗い目願いや目標なんてない 息が続いてる訳が分からない 彼は外を知らずに 生きてきたから世界の広さに想像は至らない 閉じ込められてると気付く為には知らなきゃ果てしなさ 赤裸々な生き様の陰日向だけどここにいる限りは ついて回る侘しさ あのとき一人になって 闇に浸って 抱くもや…
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おんなじ髑髏 – amazarashi
もしも悪党だってさ 偉大な賢人だってさ燃えたらおんなじ髑髏 僕らは髑髏になる途中今まさに 労働して 生活して たまに泣いて たまに笑って必死に生きたとて 何も残らないのかな 人の記憶に残るだとか 心で生きるだとかそんなことじゃなく あくまで僕視点の話光あれ これからに これまでに 今を生きる 多種多様に僕は呪いを解く エゴイズムをかざして おんなじ形 おんなじ魂人間は悲しい 振りをしてさ涙零させた…
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小市民イーア – amazarashi
すっかり萎びてしまった 死なばもろともがそっぽ向いた才能不在が前提 天才より働く常人けど誰にもある限界が その結果、頭がいかれたこの調子で上げろゲインを 膨大なボイスメモとテキスト 世も末だと殺気だった言葉は 動脈を切った十年前に終わったんだ ポストアポカリプスの最中主役になれない NPC 生き残り笑うセレブリティー革命家は今日も寝坊だ 急上昇に夜明けの歌 絶望込めるシリンダー 汗して暮らす小市民…
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夕日解放同盟 – amazarashi
鉄塔の陰影と不安定が この町の臓器に突き刺さって残雪が斑 彼の脳内 企てはこの町の没落うるさい声 黙れ張りぼて 手の届かない場所で好きにやれ捨て身の決意 ネットにセルフィー 未だ誰も見たことない手口 うかされたあの熱情にだって 後遺症あって決行は晴れの日の明後日 日没を待って 夕日解放同盟 黄昏てノイローゼ 叫びはバレリーナ 祈りはまるで讃美歌悲しみ持ち寄って くべる海岸通りで 偉大な静止画みたい…
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不眠症の見張り番 – amazarashi
友情や愛情は尊いものだと 僕らは小さい頃からよく説かれていたけれどそれらが期限付きだということまでは教えてもらえなかった 教えてもらえなかったところでバスはまだ来ないのでしょうかさっきから小一時間 待ちぼうけ立ち尽くしてああそうか バスなんて来やしないんだとようやく気づいたんだ そんな人生でした 向こうには鮮やかな光が溢れ それを見てる僕は宵の見張り台そこの孤独は蝙蝠と似てて 闇だけは良く見える …
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黎明期 – amazarashi
届くことが果たせなかった手紙が 落涙となったそうだしたためた悲哀だったどれだけ慕ったとて この手戻らないもんが君を定義していたんだよ笑えるよな 瓦礫に佇んで 虚空を見つめている そうかここは心だ その憂いに君の明日を 台無しにはさせないから星に願いをかける迷子 過去と邂逅 トワイライト着古した夢だとか 履き潰した価値観は宵の口に捨て置け 今こそ君の黎明期 向かう道はいつだって不確か それと同じくら…