小さな雪の粒も積み重なれば 景色を変えるのは不思議ですね
どうしようもない日も積み重なれば 年月となるのは残酷ですね
僕が真夜中の部屋で一人 今年の懺悔を始めた頃
遠い街の少女が 丁度眠りについた時
雪が降り出した
罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて
それが年明けまで続けば この過ちも枯れてくれるかな
どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女
願いを一つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス
街のドブ川に冬の星座が 健気に光るから石を投げ入れた
水面に千切れて別れた双子座の 再会を待ってたらバイトに遅れたよ
イヤフォンの中でしゃべるFM 曲紹介で途切れた音の間に
ぶつかった男の舌打ち 地下鉄の風は故郷の
海風に似てる
罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて
それに心がかじかむのなら 憎しみも凍ってくれるかな
どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女
願いを二つ唱えたところ 今日は美しいクリスマス
汚れた僕が汚した世界 だからこそ嫌いになれないよ
相変わらずの世界だから 君には見せたくないんだけど
どうか 失望しないように
どうか 言ってくれないか それでも好きだと
罪深い十二月の朝に 白い雪の粒が舞い落ちて
それに優しさが埋もれたなら こんなに眩しいわけはないよ
どこか遠くミサイルが飛んで 流星と見間違えた少女
願いを三つ唱える前に 目を覚ましたら パパのプレゼント
さあ祈ろうぜ世界の為に 救いようない僕らの為に
見てみろよ酷い世界だろ 今日は美しいクリスマス
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