振り向いたって何もない テザードみたいな出来損ない
今までさよならした人達 無事を祈ったって独りよがり
したためる手紙は下手くそ でも伝わったんだ願うと
言語と海、越えた暗喩の末路 国境破りエスペラント
いつか言われた負け犬の歌 それを担保にむさぼった
書き下ろした数千行と等価 最後につじつま合わせる僕等
ここが始まり 今日が旅立ち 君は幸い 死んじゃいない
他は知らないこれさえあれば どうせ死ぬなら世界の果てだ
こっから先の事は知らない 全てが上手くいけばいい
こっちは大丈夫 大丈夫 人の心配なんてしなくていい
うるさいときは耳を塞げ 好きに歌う理想だけ
どうでもいい どうでもいい この世のほとんどはどうでもいい
もう消えたい もう消えたい 底知れない トロイメライ
夢をくれ もっとくれ 目隠しをしたって手遅れ
失うものなどとっくにない 元はと言えば生きてる死体
想像はし難い生き様 騒々しく名乗るスピーカー
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真っ白な世界 – amazarashi 朝 目が覚めたら 雪が降っていて曇った窓こすって しばらく見ていたよあなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな子供みたいに愚痴って 僕は家を出る変わらない日々に 何を
コンビニ傘 – amazarashi 冷笑の365日にずぶ濡れのコンビニ傘が土にも還らずゴミでも非ず モノでも非ず役立つでも無く 邪魔するでも無く昼はカラスに啄ばまれ夜には星座を睨みつけ磔にされた街
ポエジー – amazarashi 僕らは順応しない 僕らは反省しない 僕らは戦争したい約束は出来るだけしない 百貨店の下着売り場は暗い反政府ゲリラ組織に入りたい 無秩序の無こそ知りたい僕らの溜息
奇跡 – amazarashi 今夜生まれてくる命と 死んでしまう命そして懸命に輝く命と 無駄に生き長らえる僕「こんな夜は消えてしまいたい」とよく思うけれどお前なんか消えてしまえ 何で今日まで
クリスマス – amazarashi 小さな雪の粒も積み重なれば 景色を変えるのは不思議ですねどうしようもない日も積み重なれば 年月となるのは残酷ですね僕が真夜中の部屋で一人 今年の懺悔を始めた頃遠
カルマ – amazarashi どうかあの娘を救って地球が落とした暗幕に 星座の落書きをする子供達はコンクリートのベッドでアフリカゾウの夢を見る輸送トラックの荷台で悪路に身を揺らしながら廃墟に
夏、消息不明 – amazarashi 夏、消息不明。太陽の熱に干上がった僕らの今日が、コインランドリーの日陰で、ペットボトルを片手にうな垂れていた。夏、消息不明。猛スピードで4号線を走り抜けた僕らの
爆弾の作り方 – amazarashi 干からびた栄光が 国道沿い 血も流さず潰れているぜ欠陥だらけの僕らの 苦悩もこれまた無残な廃品歌にしたって誰も聴かないし いまだに金にもならねぇし今日も夕焼けの
無題 – amazarashi 木造アパートの一階で 彼は夢中で絵を描いていた描きたかったのは自分の事 自分を取り巻く世界のこと小さな頃から絵が好きだった 理由は皆が褒めてくれるからでも今じゃ
アノミー – amazarashi 愛など無い知らない 謎解けない吐きたい 雪溶けない吐けないプラスチックの天の川が 汚染ゆえに遊泳禁止アダムとイブが風俗ビルの空き屋に住むって現世の虚無終電後の下
さくら – amazarashi その時の僕らはといえば ビルの屋上で空を眺めているばかりバイトを抜け出し 汗と埃にまみれた 取り留めのない夢物語互いに抱えてるはずの ちゃちな不安は 決して口に
ピアノ泥棒 – amazarashi 僕は泥棒 昔の話 話半分は酒の席のご愛嬌真に受けるなよ 本気にするなよ 今となっては笑い話の類僕は泥棒 中野のアーケード 雨宿りの振りして品定めの日曜色とりどり
理想の花 – amazarashi 過去の連なりのくるぶしに できた青痣を青春と名づけてそれをまるで仇のしるしみたいに 夜になる度撫でて想いは晴れたか? もういいよ何も憎まず 心に歌を多くは望まず
未来づくり – amazarashi 思えば僕はずっと僕の事 嫌いだったんだ そんな事 忘れてたよ何でだろう 多分あなたに出会ったからです思えば僕はずっと人のこと 疑ってばかりいたよな相変わらず笑う
冬が来る前に – amazarashi 冬が来る前に 夜半の波止場でビールを飲もう星座の肩に腰掛けて 溜息も潮風も似たもんさ冬が来る前に 三保野公園で草滑りしよう水飲み場の横の柱にさ これまでの失敗も