小林私

香日 – 小林私

愛してよなんてことばっか 歌ったってどうにもならないや
愛してるなんて言葉が 癖になってもう響かないや
曖昧な距離ばっか悩んで そこからどうにも動けないや
垣間見えるきらめきに 心ばっか動かされてんだ

思い通りの

後悔の歩道橋の上 見下ろすようなこの思考回路ももう
肯定すらありつけないまま後考 この香日を暮らすと歌う

対抗と論い 反発は間髪なく 手放すことを佳しと仕立てた日々
燃え残る灰の香 恋い焦がれる思議と邂逅 即効性の毒みたく残酷

ああ鼻が曲がりそうな青春の残り香
掻き消し、隠し、上塗り潰した

強い香りに

咆哮しあの高峰を見越し 遠き日の浅き夢にも似た
紅茶に浸す洋菓子の記憶 記憶すら

この醜悪さを許そうだなんて 思わないしまして美しくなんてない
ただ口実にも足りやしないから 長々息を吸い吐くより
望みの悖る 思い通りの

煌々と驕り高ぶる未来予想図の一欠片だとか
嘲笑すら掌中に収めようとすれどもまだ満たない
この後悔と歩道橋の上 見下ろすようなこの思考回路ももう
肯定すらありつけないまま後考
この香日を暮らした脳ばかり富んだ日々すらも疎んで愛せ

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