aoni

goodbye – aoni

夏の夜が
隠してきた君を待つ
髪が揺れて
花のようにひらり舞う記憶が

喉が裂けるような感覚と
感度を上げる言葉
吸い殻は空へ溶ける
燃えゆく後悔と

薄れていくんだ
思い出の色が
それでもいいか
時は流れるし

夏の夜が
隠してきた君を待つ
髪が揺れて
花のようにひらり舞う

はるか昔の話をしよう
窓辺には星がきらり
覚める頃には気づくのかな
今はまだ何も言えない

忘れていくんだ
僕の名前も
君に幸あれ
悲しくはないさ

汗ばんだ手が
誤魔化せなくて
「また会えるかな」
1人呟いた

日々が過ぎて
変わる色に目が眩んだ
バスを下りて
君が誰か分かるかな

風が吹いて
言えなかったさよならを

夏の夜が
隠してきた君を待つ
髪が揺れて
花のようにひらり舞う

そんな夢を見た

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