春を待たずに 冬の海峡
いのちを賭けて 渡って来たの
逢いたくて 逢いたくて いますぐ逢いたくて
世間が何を 言ったとしても
あなたの言葉 信じていくわ
わたし一途な 恋つばめ
もしもあの時 出会わなければ
温もり今も わかりはしない
逢いたくて 逢いたくて いますぐ逢いたくて
どんなに辛く なったとしても
あなたが居れば 堪(こら)えていける
わたし一途な 恋つばめ
雨に濡れても 風が吹いても
夢見る明日を 信じて飛ぶの
逢いたくて 逢いたくて いますぐ逢いたくて
この先なにが あったとしても
あなたを支え 暮らしていくの
わたし一途な 恋つばめ
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すきなお酒で 酔わされてくずした膝には 月のかげあなたって あなたって あゝ悪いひと逢いたいときだけ 呼びよせる信濃路 いで湯の 秋桜の宿こんなちいさな 襟ぼく
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ふたりで暮らした あの部屋は汽笛が聞こえる 坂の町逢いたいわ 逢いたいわこんな夕暮れは…ふたつ躰が あったらとためいき残して 消えた人波止場の小雨に 泣きぬれて
遊びなれてる 人なのに燃えたお酒に ついまけて今夜だけよと 許したわたし花が散ります花が散ります 栄町夜が来るたび 泣かされてほどく女の 名古屋帯一度だけなら
一夜(ひとよ)かぎりの 恋なんていやですわたし いやですよ白い障子に 椿の花の紅がもえます ふるえますあぁー、もうだめ…箱根 おんな宿膝にわたしを 抱きよせて冷
二人で暮らした 港町やっと掴んだ 幸せなのにひとり旅する 冷たいあなた私を置いて 何処へゆく船が出て行く 夜霧を連れて涙こぼれる お別れ波止場雲間(くもま)に隠
愛しても結ばれぬ 恋の苦しさに女ひとりの 古都の旅忘れるつもりで ここまで来たが未練が今も 袖を引く京都・嵯峨野路…風が鳴ります 竹の径(みち)木漏れ日の石畳
雨に滲んだ 街灯り泣いているよに ゆれてますもっとやさしく 尽していたら二人に別れは ないのでしょうか雨 雨 雨が雨が降り続くあなたに逢えなく なってからあじさ
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空に浮かんだ 小さな雲は虹を引き寄せ 流れゆく同じ名前(みょうじ)に なれないけれど黙って後から ついて来るやがて大きく 咲かせた花に倖せのせて おまえに送る雨
愛を断ち切る 夜汽車から町の灯りが 消えゆく一人ぼっちの 胸を濡らして熱い涙が あふれる窓に浮かぶ あなたの顔あの日のように やさしいもう一度 凍るからだ抱きし
もうすぐ夜が明けるオレンジ色のベールまとい地球いっぱい 太陽が風の口笛 はこんでくる誰もが 今日一日幸せであるようにさぁ 目覚めよう 新しい朝だいま始まる 希望
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恋に死ねたら この八代海(うみ)の夫婦(めおと)蛍に ふたりはなれるそんな悲しい 伝説を私に教えて くれたひと逢いたかねぇ あん男(ひと)に涙でるほど 逢いたか
鏡開きの しぶきの虹に咲いて嬉しい 花の宴めでたいね めでたいね今日の門出の はなむけに唄う自慢の ひと節は祝い盃 さあ…… お手拍子惚れてなァ 惚れぬくなら明
ふたりで訪ねたこの街はあなたと私のかくれ里誰にも言えない恋ひとつ赤い風鈴揺れてます“すずめのお宿はどこですか知らぬお方のやさしさよ”命かけて愛をつらぬく女です紅