頭上に浮かぶ「小さな武器」は
閉鎖系の周囲で常に回り続ける
そして「地平」は足元に無く
遥か彼方呼びかける 君の声は聞こえない
終止符は秒読みになる
高い場所で 群れを見下ろすだけの
「あの人」に もう背くしかないから
雨粒が やがて凶器になる前に
大切な君に別れを告げたい
何も言えずうなだれたその背中に
本当の理由を言えれば
まだ出逢ったばかりの二人には
とめどなく太陽の光が注がれた
まだ狂い出す前の僕には
揺るぎなく構える大地が見えていた
薄紅の唇はまだ あきらめずに
愛しい人の為に少しでも生き延びようとするから
あの雲が 焼けて蒸気になる前に
大切な君に別れを告げたい
何も言えずうなだれたその背中に
本当の理由を言えれば
天と地はやがて統一されてく
意志を持ち始めた「0と1」 の配列に
意志を持ち始めた「0と1」 の配列に
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