春はひらひら、頬をなで
優しい手紙、置いて風になる
『夢見て、でも頑張りすぎないで』
愛しい、君の声が聴こえる
君は元気でいるかな
咲きかけの蕾に語りかけてみた
理想に近づけない時も
君ならきっと笑い飛ばすんだろう
夏はきらきら、輝いて
疲れた肩を、押してくれるから
『忘れて、でもなくしはしないで』
愛しい、君の声が聴こえる
君とすごした時間に
二度とは帰れない、だから美しい
どこまでも続くこの世界で
あの頃と同じ夢、見られなくても
秋はゆらゆら、揺らめいて
あきらめかけた、心動かして
『ここから、また始めてみよう』
愛しい、君の声が聴こえる
時代はまためぐるから
思い出も色褪せてしまうだろうけど
僕からも手紙、送るから
少しずつでもいい、色を重ねよう
冬はしんしん、降り積もり
本当の強さ、胸に刻み込む
『傷つき、でも赦しあいながら』
愛しい、君の声が聴こえる
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