鳳山雅姫

  • フユノアサ – 鳳山雅姫

    ゆっくりと 息を吸って顔を上げたら できるような気がするよこれまでも これから先も君と 私は 歩きつづけるでしょう 傷つきながら 挫けながら迷いながら 過ごすけど時には 羽休めて 冬の朝 辿り着ける小さなゴール その日を夢に見ながらそう いつだって 自分の道はたった一人で 見つけてゆくもの 声をひそめ 泣いた夜雪の音で 掻き消して明日また 笑えるように 傷つきながら 挫けながら迷いながら 立ち止ま…

  • シュラル – 鳳山雅姫

    シュ シュ シュラル 風花が瞳濡らしそして心を濡らした 泣ける場所を探してる シュ シュ シュラル 胸に私を抱きながら違う明日を夢見てる そんなあなたを愛した もしもここで倒れたら 誰も私を知らない涙でもう壊れそうよ シュ シュ シュラル 約束もできなかったあなたは優しい人 だけど 愛してはくれない人 あなたのためになること それを愛と言うのなら離れていても生きていける 雪よ降れ 降り積もれ 弱い…

  • やわらかな風 – 鳳山雅姫

    長い夢のように 氷柱が溶けて知らぬ間に芽吹いてるそんな毎日夏には蛍火の下で肩を並べて笑いあったことも 語り合ったことも忘れてしまう 悲しいくらい 誰かを愛して 傷つけてそんなことを繰り返してる 愚かな人々この体が欲しいなら好きにすればいい飽きたなら捨てればいい他の女を 抱けばいいよ 春風集めて 感触を確かめるきっと そんな事も忘れてしまうけど今はそれでいいまだ誰も見えない明日を夢見ながら流れてくよ…

  • 似た月 – 鳳山雅姫

    あなたは短い髪が嫌いなはずだから切りますあなたは歌う私が嫌いなはずだから歌いますやめろと言われても 夜空 私 月を見たのあなたに似た月遠く 私 月を見たのあなたに似た月 音に合わせ花と茎と根の間を駆け回りたい踊っていたいだけ 夜空 私 月を見たのあなたに似た月ずっと ずっと 月を見たのあなたを見てたの あなたのことが嫌いだから私は毎日月を見ますあなたに似た月を 人気の新着歌詞 渇いた胸 ̵…

  • 縛られた手足 – 鳳山雅姫

    君は星を追ってた曲がった足で走った心とは逆に動いてしまう片方ここに 置き去りのまま 湿った背中の向こう君は遠くを見てた「心とは逆に動いてしまう」あなたは言った 涙が落ちた 唾液に塗れてた体 乾くお願い最後の言葉は嘘じゃないと言って 与えられるものならあげてもいい そう全て左胸がボロボロ落ちるまで 朽ちるまで古い絵本のように あなたは再び家へいそいで帰りました心を絡ませ 残像のこしてあなたは行った …

  • 錆びた髪 – 鳳山雅姫

    枯れた樹と 日のない部屋何もない景色 眺めるだけ幼くて 後悔した腐食するのを 気付かないまま 「いいよいいよ」と 聞き分けいいふり振り返らずに 去ってくあなた滴る雫 一瞬で凍り落ちた 錆びた髪は とかせばいい昨日はもう選ばずにかじかむ手と大きな手はもう二度とはつながれないものだから 二人きり 浸った湯船ふやける手を 笑いながら 「もっともっと」と 駄駄こねてみたりしるし残したあなたの胸に滴る雫 一…

  • 赤い靴 – 鳳山雅姫

    変わっていくことを笑わないでいてと望んでた赤い靴があっても履く勇気がなければ意味がない もうずっと前から探していたんだずっと先にあると探していたんだもうすでに失ったことに気づかなかった 踊らさせて 忘れさせて開いた傷 足の指先のまた酷く また痛みだす何度も切り落としても この声がなくなってうたが歌えなくても 愛してる?あなたがもし嘘でもそうだというのならば付いてくよ 私が人より誇れるものをもうずっ…

  • このままここで – 鳳山雅姫

    淡い みどりの海に背中を浮かべ 太陽 眺めたまぶた 閉じても強い陽射しが 私の中に 届いた 言えなかったアリガトウはたせなかった約束思い出すとキリがない後悔はこのまま 溶かして 宵の ベールが海を漆黒に染め上げていく様子を まばたきも忘れて息するのも忘れて見とれていた包みこまれていたかったこのまま ずっと 今は ただ こうやって波のように ただよっていたい何も考えずに 灼けた肌 ひまわりも抱いてく…

  • あたしを見つけて – 鳳山雅姫

    あなたの心に居たい 誰かのすきまに居たい あなたの帰りを 待ってるほどかわいい女に なれなくてある日 突然猫みたく 家を捨てました 真夜中の街灯の光を背にあなたから逃げ出しましたいえ、私から逃げ出したのです居心地が良くって 幸せが怖くって現実から 逃げてしまいました ねぇ 忘れたいよあなたを忘れたいよ時はこんなに流れてゆくのにとれないよ あなたがとれないよホクロのようにはりついて とれないとれない…

  • 月に叢雲 花に風 – 鳳山雅姫

    昼間の風が 肩に寒い夜色づき落ちた 木の葉昨日と違う月何もかも私を見ているみたい笑ってるみたい 単細胞な いかれた君敬う気持ちは もうここにはない 月に叢雲(むらくも) 花に風 死んだ魚の目をした私君は上で動いてる 眺める隙間から見えるのは あなた今夜は少し 傾いてるのね うねるほどの暑さと ラムネの瓶汗ばんだ手も 離したくなかった丸い月の下何もかも私を見ているみたい笑ってるみたい こんなにも脆(…

Back to top button