高田恭子

私に何が出来るでしょう – 高田恭子

私に何が出来るでしょう
愛するどころか 愛される
力を養う ひまもなく
あなたに心を 盗まれた
歩く為には 杖がいる
からだ支える 杖がいる
自分ひとりで 足ばやに
先へ先へと 行かないで

私に何が出来るでしょう
倖せそれとも 不倖せ
頭を休める ひまもなく
あなたに心を盗まれた
泣いている間に 刻がたつ
訳も分からず 刻がたつ
自分ひとりで うなづいて
先へ先へと 行かないで
泣いている間に 刻がたつ
訳も分からず 刻がたつ
自分ひとりで うなづいて
先へ先へと 行かないで

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思いあまって泣きたい時も耐えるしかない夜の片隅愛ひとすじに生きてゆきたい女の夢は沙羅の花びらめぐり逢いたいしあわせ遠く嘆きばかりの多い細道死にも出来ずに歩いてゆ

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とりのこされて – 高田恭子

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