音羽-otoha-
-
ほな、さいなら! – 音羽-otoha-
堂々巡りの週日 ふつーに朝から四面楚歌睡眠不足も限界 電車の中 暴れる胃酸過多 「今日なんか元気ないね?(笑)」あんたのせいだよ…言えやしない「気のせいじゃないですか?」本音ごと押し込む冷めたコンビニ飯 嗚呼 笑えない 微塵も笑えない 愛のないジョークで風邪引くわ嗚呼 反吐が出る リアルに反吐が出る 今日は帰りたい…定時で切って さいなら!ちゃんちゃらおかしな世界 おととい来やしゃんせ小洒落た色眼…
-
pineapple tart – 音羽-otoha-
甘酸っぱい雷に打たれて 忙しなくてさ胸の奥 初めてが弾け出す 未知の予感 頑張ったあとのご褒美アイス 特別な日に切り分けるケーキ美味しい、と顔を見合わせて 思わず笑ってしまう たまらなく眩しい日々が ささやかに続けばいいと願うように、祈るように ひとつずつ味わっている飾りのないタルトの上 君が自由に彩っていくしょうがないな、離せないな 癖になるような胸騒ぎを 忘れっぽい癖にあの苦味は つきまとうか…
-
電光石火 – 音羽-otoha-
砕けたアスファルトに躓きながら歩く不甲斐ないくらい泣いたあの日々を 思い返す 怒り出す空の下で 傘も持たないまま昨日の傷さえ癒えぬうちに 次の場所へ ちくたくと ちくたくと 刻む雑踏みたいな雨が走れ、走れと急かす曖昧で退屈な 霧をぱっと切り開くような閃光が弾けた 貴方と電光石火に乗っかってどこまで行こうくだらぬ焦燥ばっか背負い込んで馬鹿みたいだ歪な劣等全部奪い去って笑い合うような新たな旅路を描く …
-
鮮やかなグレー – 音羽-otoha-
やけに青くて苛ついた 僕を見下ろす朝変わらない心模様 痛いほど眩しくってさ 何をしようが五月蝿くて爆音 塞ぐ ヘッドフォン色のない音ばかりが すっと胸に落ちてく 灰色の景色が心地いいのにこの宇宙のどこにもない 気がした あー、僕の前髪が長くて良かった鮮やかすぎる空を見なくて済むからちょうど良かったなぁあー、僕の猫背が酷くて良かったこれ以上 下を向かなくたって済むからちょうど良かったなぁちょうど良か…
-
集合地点 – 音羽-otoha-
塗り変わったバッドネーム 僕は野良猫正義だって大正義の前じゃ裏返る救難の声を、禁断の合図を受け取ってしまった、仕舞ったな ハイグレードなニュータイプはもう使えない彼が遺した唯一の術に 乗り込む崩壊の空から、改革の海へと自ら駆け落ちていく 待っている 待っている貴方を待っている遠く遠く遠く 離れた場所から送っている 送っている送り続ける未来へと繋ぐ信号を宇宙の片隅で待ち合わせよう 血眼のパトロール …
-
IYAIYA – 音羽-otoha-
腰掛けたソファーの上見つめる何もない天井朝起きてから何したっけ思い出せないや IYA IYA 空っぽの紙コップから昨日のコーヒーの匂いまだ強く残っているそういやあまり眠れなかった 何もしたくない何も浮かばない何も進まない 何もおもろない何も食べれない甘いもの以外 IYA IYA なことは嫌だって大人だとかは関係なくてIYA IYA な時期は誰だって思いの通りにしたいんです だから YA IYA I…
-
闇夜のダンサー -Dancer in the Dark Night – 音羽-otoha-
武者震いが止まらねえ 嗚呼もう最高の気分だ笑っちゃイケないないほど笑いたくなるアレみたいだ どう?君はどう?胸の奥のとこ ドクドクと踊ってる?それ知らないないまま終わっていく未来の方がよほどゾッとするぜ バグだらけの世界で バグらずいろよなんて バグってるだろ なあ?相も変わらず僕らは 腹を空かしてる噛ませ犬みたい ステップを鳴らして 鳴らして 傷だらけのダンスを瓦礫を蹴り 一人裸足で 食いしばっ…
-
あるものねだり – 音羽-otoha-
黙れよ全部持ってる癖して全部持ってないないみたいな faceあーやだやだもう反吐が出そうですそうです 僕らは下衆です 教科書には載ってないしもうどうせ先生も教えちゃくれないよ都合良く出来てんだろう全自動で簡単に忘れる system あああああもうてんで駄目駄目今日もなんも出来なくて荒れ荒れ病めるときも 生きる価値のないときも何一つおもろいことがないときもそう あるものねだり与えられたもの忘れてばか…
-
ユウナギ – 音羽-otoha-
晴れた 窓辺 すら痛い花瓶の花は僕を睨む雨はもう 降ら ないみたいどうせならもう溺れたいのに 死んだ 木の葉 みたいだもう鮮やかな色になれない君から舞い落ちたらこうなること分かってたのに 曖昧 な 白昼夢 醒めない再会 の 瞬間 ループしてそれはまるで 幻肢痛みたいに僕を蝕んで今も まだ 風 吹く 時を待つ 忘れさせてはくれない君の方から季節を絶ったのに風の吹かぬ海の上どこへ向かえと言うの?せめて…
-
MAD HONEY – 音羽-otoha-
疾っくの疾うに回っているまやかしから出てた猛毒が頭から爪先まで 全支配している空の身体を持て余すより染まり切った今がよほど調子良いことこの上ない奮い立つほどに サディスティックな主さえ泣かせたい歪み切って歪ませたい 悪しからず期待などしないでくれよ ねえ欲深いまま最後まで馬鹿な振りさせて知れば知るほど狂っていく味わうほどに眩んでいく今はまだ真白に溶ける甘さの中で 耐性が付いちゃってんだもう単純な罠…