みどりの風に おくれ毛が
やさしくゆれた 恋の夜
初めて逢うた あの夜の君が
今は生命を 賭ける君
たそがれ窓に 浮ぶのは
いとしき人の 旅すがた
我ゆえ歩む 道頓堀の
水の夕陽が 悲しかろ
鈴蘭匂う 春の夜
灯うるむ 秋の夜
泣いた 三百六十五夜の
愛の二人に 朝が来る
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花摘む野辺に 日は落ちてみんなで肩を組ながら唄をうたった 帰りみち幼馴染の あの友この友ああああ 誰か故郷を想わざるひとりの姉が 嫁ぐ夜に小川の岸で さみしさに
秋の七草 色増すころよ役者なりゃこそ 旅から旅へ雲が流れる 今年も暮れる風にさやさや 花芒時雨ふる夜は 蟋蟀(こおろぎ)啼いてなぜか淋しい 寄せ太鼓下座の三味さ
山の湖畔の 夕月に咲いた白百合 亡き人恋しかえらぬ君と 知りながら思う心の せつなさよギター悲しや すすり泣き愛の印に 頭字(イニシャル)を君ときざみし 白樺い
柳につばめは あなたにわたし胸の振子が鳴る鳴る朝から今日も何も言わずに 二人きりで空を眺めりゃ なにか燃えて柳につばめは あなたにわたし胸の振子が鳴る鳴る朝から
目ン無い千鳥の 高島田見えぬ鏡に いたわしや曇る今宵の 金屏風誰のとがやら 罪じゃやら千々にみだれる 思い出はすぎし月日の 糸車廻す心の 盃に紅はさしても 晴れ
若い血潮の 予科練の七つボタンは 桜に錨今日も飛ぶ飛ぶ 霞ヶ浦にゃでっかい希望の 雲が湧く燃える元気な 予科練の腕はくろがね 心は火玉さっと巣立てば 荒海越えて
紅い帯締め 花嫁人形明日は売られて どこへゆく泣いてみたとて あの人が告げぬ想いを ああ なんで知ろ夢はやぶれて 花嫁手形はでなたもとが 恥かしや覚めて浮世の
花も嵐も 踏み越えて行くが男の 生きる道泣いてくれるな ほろほろ鳥よ月の比叡を 独り行く加茂の河原に 秋長けて肌に夜風が 沁みわたるおとこ柳が なに泣くものか風
きみが剣の 戦士ならわれは南の 開拓士共に明るい 日本の希望に燃える 若き民進め丈夫 われ等こそ南進日本の 先駆者(さきがけ)だいまぞ男と 生れ来て拓け南の 陸
兄や妹や 父母の歓呼の声に 奮いたちさらば出征(ゆく)ぞと 故郷を遠く離れて 幾百里来る日来る日の 戦いに刃こぼれしたる 銃剣(けん)の尖(さき)赤い夕陽に き
宇治の流れに桂と木津と溶けて大川十三里淀のな 淀の流れは十三里港 港 で山ほど積んで上り下りの通い船淀のな 淀の流れは十三里雨の降る日は溢れる水を止めて堤が青々
握る 拳が 感激に燃えてふるえた 大号令臨時ニュースを 聴いたとき胸が 血潮が 沸(たぎ)ったぞグアムで ペンギン 爆沈し初陣飾る 鬨の声競い立ったる 爆弾に焼