金子麻友美
わがまま – 金子麻友美
泣かないで 泣かないで そんな顔して 泣かないで
わがままな私を 悲しい気持ちにさせないで
つないでて つないでて 私の右手と つないでて
わがままな私の この手は少し 冷たいの
そこにいて そこにいて 私のことは ほっといて
わがままな私を 一人にさせて お願いです
忘れてね 忘れてね 私のことは 忘れてね
わがままな人など いなかったように過ごしてね
笑ってほしい 笑ってほしい あなたの笑顔 見せてほしい
わがままな私が いないところでも 笑ってて
泣かないで 泣かないで そんな顔して 泣かないで
わがままな私を 悲しい気持ちにさせないで
つないでて つないでて 私の右手と つないでて
わがままな私の この手は少し 冷たいの
そこにいて そこにいて 私のことは ほっといて
わがままな私を 一人にさせて お願いです
忘れてね 忘れてね 私のことは 忘れてね
わがままな人など いなかったように過ごしてね
笑ってほしい 笑ってほしい あなたの笑顔 見せてほしい
わがままな私が いないところでも 笑ってて
誰も食べてくれないパンを作り続ける 工場の中誰も持ってくれないカバン作り続ける ボタンもつけて誰も見に来てくれない映画作り続ける フイルム回し誰も聞いてくれない
その囁き 私じゃなくて葉が銀色に揺れ 思い出すあの日海に 帽子が飛んで私のそばにいた あなただけ 手を伸ばした季節だけ 変わらずあるのそして遅れてくる 私たちそ
ああ針に糸をとおす夜に窓の外を誰かがとおるみんな自分の分身のように誰かわかるああわだかまりわだかまりが心の中にまだら模様の地図をつくって自分しかいない町の地図を
あの人は 旅に出たよと知らないでいれば 待っていられたのに書きかけの手紙は出せないまま返事が来るのはいつかしらきれいすぎる心は 少しでも汚れてはいけなかったのに
寝ていたから 知らないでしょサンドウィッチ どんなかたちかどうするの きゅうり入っていたらどうするの 本を読もうと思ったのに片手では 持ちきれないかたち味つけも
淋しがりの夏が駆け出すからついつられ 君をさらった汗をかくサイダー 頬にあててストローを ちょっぴり噛んでいた知らぬふりしたイノセンスはにかむえくぼに 秘密隠し
黄色い紙で作るお月さま赤いダイヤついばむ黒い小鳥マジカル木の実昨日はまだあった心の鍵The key is known as たんぽぽ咲かせる合図Magical!
誰かがいなくなるたびに 少しずつ優しくなるそんな自分が嫌い もう誰もいなくならないでとても優しくなるためには どれだけ辛い日々を過ごさなきゃいけないんだそれなら
八月の海 青い空と光る太陽とがテトラポット溶かしちゃいそう夏休みは残酷 今日で最後なの二人の夏は もうこれで さよならと消えて…ずっと ずっと そばにいたいよ
幸せなことがまた起きて明日が怖いだけど足りない なぜか足りない日常のその先の日々を求めてしまうだから足りない いつも足りない手にしたはずの幸せを 捨てることがで
ほんわかちゃっちゃもひとつちゃっちゃまみむめもやゆよゆるふわポップさんゆるふわポップさんスイーツの国に住んでるのマシュマロチョコクッキーゆるふわポップさんゆるふ
容れ物みたいな自分入れた分だけ大きくなる好きなものを入れるのか嫌いなものかで変わってしまう子どもの頃に好きだったものを 集めて集めてもう一度 入れ直す あの頃の
ゴジゴジちびゴジゴジラちびゴジラ五時には帰るよ良い子ちびゴジラ五十音順あいうえおちびゴジラ誤字脱字には厳しいちびゴジラぼぼぼ ぼんぼんぼぼぼ火を吹くぽぽぽ ぽん