思い出すのはいつも
濁った笑顔ばかり
強がりは強さだと言っていたな
颯爽と船に
乗り込んだあなたは
宇宙へと旅立ちました
電波塔の影に乗り
あなたに繋いでみえた
言葉の奥の奥の方に
雑音が消えない
本当だけを探していた
誰も彼も知らずいた
ならばこんな星とはもう
おさらばさ
水金地火木土天海冥
ひとりぼっちのあなたを
銀河の果てまで
連れ回してみたい
幽かに煌めく救難信号
いちばん大切なことを
さあ、言葉にしてみようぜ
今度こそ
誰にも知られないまま
こときれた迷子犬の
その名前をふと思い出したんだ
ねえ、今すぐに迎えに行くから
ボロポケットの中の
紙切れを握り締める
これでいちばん遠くまで行けるから
火星でうたた寝でもして
木星の輪に乗ってゲラゲラ歌おう
星座をあと幾つ作れるだろう
鈍行南十字行き
窓に張り付いてみえた
煌めく星星の中あなたを探す
もう一度出会えたのなら
すべて明らかになるさ
分からないままなんて
もう二度と御免さ
鼻先を掠め行く超新星
言葉すらもう要らないと
得意の仏頂面
ぶちかましてくれ
指先でなぞる一等星は
燃え尽きるほど冷たいと
そう、思い知らせてくれよ
何度でも
その手を握り締めるほど
あなたが遠くに思えた
最果てはもうすぐなんだ
ねえ、未だ何も分かっちゃいないから
一体何処にいる?オーバー
一体何処にいる?オーバー
息もできやしないだろ
応答せよ 応答せよ
一体何処にいる?オーバー
一体何処にいる?オーバー
今あなたに恋している
応答せよ 応答せよ
水金地火木土天海冥
ひとりぼっちのあなたを
銀河の果てまで
連れ回してみたい
確かに聴こえた救難信号
いちばん大切なことを
さあ、言葉にしてみようぜ
今度こそ
誰にも知られないまま
こときれた迷子犬の
その名前をふと思い出したんだ
ねえ、今すぐに迎えに行くから
迎えに行くから
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