一日中ぼんやりと
テレビばかりを眺めてた
世の中はあれこれと
辻褄合わせのパレード
深い椅子の中から
正義の味方が叫んでる
君の為 君の為
命さえも賭けるとわめいてる
走ったことない誰かが
また裸足のランナーを語る
誰が嘘でどれが本当
そんなことはもうどうでもいい
いい人はどこか照れ臭い
悪ぶってばかりは青臭い
目を閉じてるだけじゃせつなすぎて
声にならずにうつむいてるだけ
幸福は様々に不幸は一様に与えられ
薄い壁を隔てて
辻褄合わせのパレード
似たようなトーンで正義の味方が叫んでる
負けないで 負けないで
本音で生きなさいとわめいてる
敗れたことない誰かが
また裸の負け犬を叱る
嘘っぽい真実よりも
いんちきな現実の方が暖かい
大きな声は聞きたくない
ヒステリックなのも好きじゃない
本当のことだけじゃ恥ずかしくて
声もたてずにうつむかされてる
白か黒 ○か× 勝ちか負け 善か悪
そんなものじゃ計れない
それだけじゃ選べない
そんなことじゃもう決めたくはない
正義の使者は信じ難い
やたらすねてるのも趣味じゃない
本当のことだけで生きて行けば
きっと誰かをうつむかせてしまう
いい人はどこか嘘臭い
悪ぶって ばかりじゃしょうがない
目を閉じてるだけじゃせつなすぎる
うつむかせたくないうつむきたくない
Ah Ah…
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