車輪の下 だと
分かっていたって
うまく分かんないや
目を瞑って
批評も評価も下されない場所
ここはきっとα星で
痛みは節操ないね
思考を止めて呑み込む夜は
瞳の中からこぼれ落ちた
こぼれ落ちたその優しさよ
すべての事象を縫合したなら
楽になっていく気がしたんだ
聞いたこともない国を見つめてよ
いつだって苦しかった
灰白色の現象
死にたさと逃げたさは区別して
痛みは節操ないね
予感が巡って心を守った
何にも上手に言えなくなる
言えなくなって眠りにつくさ
おやすみ君よ
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