幾田りら

  • DREAMER – 幾田りら

    簡単には手放せない差し伸べられたあのメロディー涙と一緒に溢れた私にはこれしかないんだと痛いほどに 口ずさんだ子守唄に幼き日の夢が蘇る探していたものはこんなに近くで呼びかけるように瞬いてた 両手で強く押さえ込んだって負けじと跳ね返すようにほらほとばしる熱は止まらない だから歌ってきたまた気付けば鳴らしてしまうから声が枯れ果てるその時まで飽きるほど腐るほどこの心掴んで揺さぶり離さないもの口にできず塞い…

  • 百花繚乱 – 幾田りら

    ゆらゆらりはらはらり色とりどり乱れ咲き花の街思い出すこの空から ひょんな出来事からやってきたこの場所は遥か遠くにあった煌びやかな舞台 ハっとするほど鮮やかな世界があるんだと知ったあなたの無理難題に応えていくその度にあっと言わせるような奇想天外な答え合わせで辿り着いたその先に新しい景色が待っているんだ 摩訶不思議なミステリー次から次に起こるたび巧妙なからくりも暴いてみせましょう どんな難題でも種や仕…

  • Sign – 幾田りら

    どうして崩れてしまうまで心を嘘で誤魔化してたの なみなみのグラス今にもあふれる最後のきっかけは些細なことそうあっけないくらいに なだらかに堕ちていくもう隠せない見て見ぬふりしていること本当はわかっていたはずだよどこへ向かう?どこへ帰る?透明なわたしを誰も見つけられない 夕暮れ時ホーム人足は増えていく泣いてしまったこんなところでいつもの自分でいられず ゆるやかに沈んでいくもう戻れない見て見ぬふりして…

  • ハミング – 幾田りら

    はじめようさぁ音に身をゆだね体中で感じて Take it easy力抜いて今日だけ Break free踊ろう歌おう祝おうEverything is alright 窓を開ければうららかな陽気を浴びた猫があくびをしてる生まれ変われるならああなりたいなのんびり怠けたいな とかぼやいてみてだらだらして無駄な時間を過ごすのもたまには必要でしょ 部屋着のまま朝から晩までいてもいいじゃん「息苦しい」ばっかり…

  • ノスタルジア – 幾田りら

    か細い声で語る 私の話を聞いて無理に強がるわけじゃないけど あんな風にもう泣かないから少しずつずれていく ふたりの歩幅がつらい雨音にさえ 不意に怯えて はぐれてく二つの傘 無邪気なまま 瞬いてる あなたとの思い出ノスタルジアねえそれ以上 言わないでよ こぼれた涙が 震える手に 落ちていく 忘れることなど 出来ると思うの 見慣れた背中を 追いかけたい涙にまかせて こぼれたいいわけ 信じることさえ も…

  • P.S. – 幾田りら

    何気なくいつも呼んでいた名前を初めて書いて尚更愛しく感じたそんな君へ贈るレター でも君の心は私を向いてない想いを寄せている人がいると分かっている まっさらな便箋を溢れ出す想いで埋めていく身勝手に飛び込んで君の心を連れされたらなんて出来るはずないか まるで何もかも違う生き方もそのテンポもでも君に釣られていくのは心地良いと思えたんだ 青空みたいな君が曇っているとたまらず思うそばに居られる人が私だったら…

  • 宝石 – 幾田りら

    泣かないと決めていたずっと分かっていたんだ離れるときが来ると思い出が僕の心に寂しさを幾つも運んでくるんだ いい加減飽きたはずの戯けたやり取りさえ今更ちょっと恋しくなるまるで最後を忘れたようにいつも通り笑うほうがよく似合ってる 僕らはただ探し続けてた誰でもない唯一の自分をそれは昼間に浮かぶ星のように見えなくてもそこにあるもの始めから僕ら持っているかけがえないもの磨いていくその先でいつかきっと見つかる…

  • 蒲公英 – 幾田りら

    望んだ訳ではなく此処に生まれ落ちて気付けば両手一杯が託された理想で溢れる刷り込まれて行く内に膨らんで行った虚像で作り上げられたよく似た偽物 未だ信じていたいと縛り付けられた心が叫ぶ 彷徨いながら願ったこの終わらないループを下らないルールを抜け出して何もかも置いてって素直に笑い合えたならそんな日が 報われたいんだとか救われたいんだとかそんな事言わないからただちゃんと目を向けて欲しいんだ音を立てず死ん…

  • 吉祥寺 – 幾田りら

    いつ振りかのOrange Line揺られ見えてくる懐かしい香りが記憶の奥をくすぐってる 来る日も来る日も揺られ降り立った朝のホーム今でも覚えてる駅メロ変わんないルーティン 通りを抜けて階段下れば見える七井橋右左見渡しても今はもう知らない顔ばかりで面影探してる 会いたいな偶然会えないかな一人で歩くこの街はとても寂しいですそこらじゅう散らばるエピソード拾い集めては景色の中に映し出してる 卒業間際の昼下…

  • サークル – 幾田りら

    毎日を予測変換で繋いでいく変わり映えのない生活にピリオドをいつの日か ショーウィンドウを横目に丸くなった背中が情けないけれど今日まで素直に生きてきたつもりなんだ Round and Round で輪をなぞり続く繰り返す日々はドラマのように劇的に変わったりしないけどRun and Run めんどうな朝も越えてベッドに戻るこんな毎日も螺旋のように上って行けているかな 目が回ってフリーズ動けないもう無理…

Back to top button