テーブルの上に
うずくまった僕が
“堂々巡り”の 具現化として
溶ける ゆっくりと
…(曲線に知られている。)
木々を捲るように
風を剥がすように
“夢模様”が
体になって
あばれだすよう
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かなり前の 自分の中を透かして見た新しい空気を 吸った僕だ夢の中で 牙を剥いたあの人の顔 まだ覚えてるそうだ 思い出したあの夏に 取り残されて 何年たったか虫の
裸足のまま来てしまったようだ 東から走る魔法の夜虫のように小さくて 炎のように熱いすばらしき日々の途中 こびりつく不安定な夜に美しい声の針を 静かに泪でぬらすよ
水面にうつる風景知らない街並輝きゆれる波最果てみたいな場所だうごめくきもちがこのうごめくきもちは今みえなかったものが急に みえるような気がした息をのむほど美しい
息を吸うその背中かすかな光が雨の線を浮き彫りにする戻れないよ 破れた傘を燃やす片目を閉じて 指の先から冷たい空気裂いていく片目を開ける 左肩に虫の羽音を感じた外
模範的な夜の森林をくぐり抜けて大きなトンネルを通過したら人工的な塔が見える悲し気な光に照らされている体内には知らない異物感マンホールの下には桜があって巨大な轟き
眠れない夜に 龍の子がのぼってゆく寂しさを連れて眠れない夜に 龍の子がのぼってゆく寂しさを連れて眠れない夜に 龍の子がのぼってゆく寂しさを連れて眠れない夜に 龍
山際 決まった形のない乗り物ですべっていく 頼りなく宇宙が見えるでしょそれでも信じられなかったりするでしょうほんの少しだけさびしいな霧が濃くなって忘れてしまう大
柔らかな球体でキャッチボールをしよう この白い白い公園の隅で昨日歩いていたら穴をみつけた 中は見ないことにした嘘が成長して 一メートルを超えたころには庭に咲いた
時を止める 僕らだけの幸せそうな 国をつくろうかつて流した涙も忘れるくらいのおとぎ話の世界で息をするの形はなくても夢ではないの街のはずれで座り泣いてる君とキラキ
瞼の裏は暗闇の奥に綺麗なホースをつくったその入り口から入るゆめじゃなく ふつうの意識の表面であ、またも白い葉脈に身体を重ねてとける、憂いじゃない、虫でもないレモ
肉体通り越すスピードで駆け抜けるのさ風を切る音にまかれて疾走 感情の渦 火をつけて肉体もまだ走るさ崩れたら壊れそうそれでも走るのさ風を裂くように数えられないほど
優しさってなんだろうね真夜中に考えてもわからないね形を探して無駄を食べ合ってはしゃぐ うるさい街の静かなこの部屋でかつてを駆け巡り笑う僕らを眺めて泣く濁り狂う時
空気を縫うみたく歩いて足は軽く なめらかな気持ち眠りの中のようだ けれど命の声は耳を揺さぶるほどに強い 眩しい あおい体内を這う指も蕩けて柔らかな心地に呑まれて
渇いた言葉に虫や魚の脂を塗った大きな意見なんて特別ない海水が胃袋と繋がったらそっと尾びれをつけましょうねえ 今わかるかもしれない私の名前がねえ今わかるかもしれな
心無い三角形が邪魔をしている生活が成立している真ん丸の頭の中の人生を解除した先する前わたしが剥き出しの逆再生を味見して牛乳みたいな声が出た工程を用いる道理を首が
触れ 尖る 育つ穏やかな鼓動は また鈍に入り 声のうねり止まる 画廊 吠えるとぐろ へ 立ち上る隠れ方 見て 確かめて木目をすり抜ける岩の 孤塔(森林の中を泳い
春の風 感じて 渚へ向かう転がっている 幸せをよけながら春の風が潮風に変わりもうすぐだな あと少しあと少し夏はそう あそこの島まで届いていてそこらでは雨が降り出
消えないで、消えないで寝返りを打っても、思い出せないの、思い出せないの
空中に描かれた線が消えぬまま月が見えても目はしばしば愚かな私は 蒙昧を上塗り眠りにつく頃に 本能だけが悟る変則的 なうねりあれなんで ここに権力者は皆 神様のつ
夜、夜、夜、夜の中に咲いた火花が僕の手を 引くように、見えてる 聴こえてる この瞬間に隠れられたら いいのにな散れたら蝉の脱け殻僕も脱け殻の様自暴自棄 も越えて