通り雨は突然やって来て
ほんの少し街を潤しても
気が付けばいつの間に
またどこかへ消えちゃうんだね
心の隙間するりと入り込み
君はまるで子猫のようだけど
やさしさに応えるようなこともなくて
それでいいさ
恋かどうかもわからない曖昧さで
僕らの時間は流れてく
愛してるとかそんな大袈裟なこと
言えるわけもなく想いはすれ違う
目覚めた時に夢の続き見てるようで
君がいつか通り雨に
溶けてしまうような気がした
風が吹けば雨雲押し流し
濡れた土のにおいも薄れゆく
わずかな思い出が君を支えるのなら
それでいいさ
お互いの気持ちもわからない曖昧さに
苛立つこともあるけど
恋してるとかそんな特別じゃなく
偶然に出会い気付けば傍に居て
空気みたいに当たり前の二人だから
雨上がりの風に吹かれ
消えてしまうそんな気もして
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