僕が見たかった青空
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微かな希望 – 僕が見たかった青空
この街の半分が眠る頃に家のドアを開けて出て行く外の空気は まだまだ冷たく吐く息 白くて驚いた 停留所には誰もいなくてバスが来るまで不安だった 君は今 どこかな空を見上げて思うここから どこまで行ったのなら君に会えるかが微かな希望 木陰の鳥たちも目覚める頃僕は夢を思い出すよそれは普通の1ページなのに誰かが破って消えてしまう 遠ざかるバス 追いかけたって追いつくわけがないだろう 僕は今 切ない一人だけ…
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真っ白に塗り直せ! – 僕が見たかった青空
やっと1日が終わり 夕陽を眺める遠い地平線の端 何か溢(こぼ)れてる 誰もがやりたいことをやりきれないまま心に影を残して打ちひしがれるよ 引き下がるか? 立ち上がるのか?一番星がもう輝いてどう生きるか? 明日の僕を問い詰める 様子を見てみようか そりゃあ 全力で努力はするどっちつかずの答え 意味はない 真っ白に塗り直せ! 今日までのすべてのこと過去のことなんて 曖昧な色だ 記憶を(混ぜ合わせりゃ)…
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暗闇の哲学者 – 僕が見たかった青空
なぜ僕はこのテントの中から 夜空を見上げてるんだ?辺りは漆黒の闇の中 知らない星座が並んでる 生きていれば どこか逃げ出したくなるようなことがある誰もいないこの世の涯てに行ってみたくて…静寂という音があると 今初めて僕は気づいてしまった孤独 孤独 孤独 憧れた天国 どこまで行ったら 周りの何かが変わると言うのか?もしも変わるとしたら 僕からだ さあ 昨日までと違う自分を探そうと思うことはいけないの…
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スペアのない恋 – 僕が見たかった青空
わがままに育って来たわけじゃない諦めたことはいくつもあったよそれでも大抵のことは確かに何日かすれば忘れてしまった 毎日 ワクワクする新しい何かと出会えたから スペアのない恋は しがみつきたくなる君がいなくなったら 僕は生きていけない誰か紹介されても その気になれやしないよ恋したいわけじゃなくて君だけを好きなんだ だけど今の僕は何か違うよ (どうかしている)君に対してこんなに拘(こだわ)って (自分…
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君のための歌 – 僕が見たかった青空
どこかで誰かが歌っているだろう永遠の愛を語り継ぐよう…季節の風の中で口ずさみたくなったか歌は知らず知らず君のために… 「ずっと忘れない」 あの頃に流行ってた懐かしいJ-POP TUNECar Radioで何百回 聴いたかな いつの間に大人になって歌なんか聴かなくなった毎日 いつも何かに追われている でも時々 思い出すんだ初めて買った中古のシビック君を乗せてドライブした日々を… この世の全ては消えて…
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卒業まで – 僕が見たかった青空
なんか切ない 桜の蕾あなたを想うと涙が (出てしまう)卒業前 大好き過ぎてFirst LoveどうすればいいFirst Love何を見ても胸のどこか苦しい 明日会っても一言も話せない (俯いて)遠い場所から目と目が合わないように (気づいて) 告白すれば (何か) 変わるのですか? (私)片想いは行き止まり今 (今) 答え出て来ない (出て来ない) 24時間 あなたのことが頭の片隅 離れない (一…
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好きになりなさい – 僕が見たかった青空
Ah Ah Ah Ah 絶対 自分はそんなこと 言うタイプじゃなかった花も恥じらう女の子白馬の王子様 待ってる奥手な私が叫んでた 「好きになりなさい」 確かにずっといいなと思ってた同じバスでいつも会う男子スペシャルなイケメンじゃないけどごく普通の微笑みが好み そんな恋は叶うわけない(もちろん)きっと 二学期までドキドキして何もないと予想してた だけど 何かがちょっとだけ 違っていたみたい想定外の展…
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制服のパラシュート – 僕が見たかった青空
「風に吹かれ舞い降りて来た君に驚いた」 いつも通りの帰り道 青春は退屈に過ぎて卒業までの膨大な日々 どうしようかと持て余していた目新しいことひとつなく 大人になって行くんだろうなだからと言って不満はないさ 問題はドキッとする刺激がない 繰り返す毎日のその過ごし方(そんなある日見つけた)奇跡不意に不意に不意に 出会ったと言うべきだろう登場の仕方にインパクトがあった 制服のパラシュート 翻(ひるがえ)…
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思い出尻切れとんぼ – 僕が見たかった青空
雑踏のその中で ふと声を掛けられたから人違いだと思った僕は 何歩か無視した そして君が名前を 呼んだ時に繋がった髪型は変わってたけど どこかで会った人だった 君のことなんか Oh… 全部忘れてしまったよ久しぶり過ぎたから 誰かと戸惑ったそう唐突な別れ方は まるで尻切れ蜻蛉(とんぼ)みたい僕たちの思い出も その先がプッツリ切れているんだ 少しだけを空けて やっと気づいたフリしたそんな僕に…
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青空について考える – 僕が見たかった青空
いつかの君を 今でも覚えてる陽射しの中で 大きく手を振った半袖のシャツ その真っ白さが青春時代の頑固さだと思う どんな夢でも叶う気がしていただからあんなに笑ってられたのか大人になって 羨ましくなる僕たちがいつも走り出せたこと あの日嫌ってたスーツを着て 平凡な髪型でつまらない人間になってしまった僕を見て君はどう感じた? 僕たちが見たかった青空はどこにある?今はもう ビルとビルに囲まれ目指してた太陽…