退勤切った足取り向かう
夜の帳の真ん中の方
最近切った髪を見たくて
生憎会いに行く
横目で刺す
空き缶の狭間で暖まる
やっぱりこの時間は
惚けて見えるんだ
言葉を虫の声が遮る
ビルの灯りも終電も眠った
1日終えた東屋の下
死ぬまでここに居れたらなんて
夢物語に今は溺れて
揺られて
更けて
朝が降り、星と君が溶ける
最近買ったチャリ漕ぎ思う
明日や君やお金のこと
内心やっぱ愛だと思う
それくらいしか
それくらいしか
それくらいしか
分かりたくない
計算づくし君の幸せ
イコールの先に僕はいなくて
俯いた夜の手前
勘違いとか思ってたいけど
棒読みで響く台詞の中
君の名前だけ真っ直ぐ言えない
逸らした瞳
涙がこぼれそうだ
妄想の真下で暖まる
やっぱりこの時間は
惚けて見えるんだ
言葉が虫の声を遮る
ビルの灯りも終電も眠った
1日終えた東屋の下
死ぬまでここに居れたらなんて
夢物語に今は溺れて
揺られて
更けて
朝を待ち
朝の街
朝が降り
アサガオの
花のその
横を切り
今日もまた出勤だ
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