スロウハイツと太陽

本当につらくなってしまったあなたへ – スロウハイツと太陽

拝啓 僕のことなんてちっとも知らない遠い誰かへ
あなたの生きてる世界なら この僕の言葉が聴こえるでしょうか
別に分かってもらいたい訳ではないけど
それでもここなら誰かに僕の姿がみえると思うから

居場所なんてどこにもないこと
目を合わせてはいけないこと
痛くても痛いと言わないこと
親や先生には話さないこと

後ろから指をさされること
それに気づかないふりをすること
教科書のページが減っていくこと
大切な何かと共に

言葉がぼろぼろこぼれていくこと
喉の奥につっかえて出てこないこと
それを笑われることと
明日がくるのが怖いこと

それでも頑張っていたこと
精一杯笑おうとしたこと
でももう生きていけないと思ったこと
もう生きてちゃいけないと思ったこと

先生 どうして人は 誰かのことを嫌いになったり
大切なものがいらなくなったり どうしようもなく息が詰まったり
ねえ先生 どうして僕は ただこうやって生きているだけで
誰かに笑いとばされたり ねえどうして

拝啓 本当につらくなってしまったあなたへ
名前も顔も知らないわたしの言葉は届くでしょうか
別に何もかもわかった訳ではないけれど
それでも少しだけ

あなたは決して独りではないこと
誰かに望まれて生まれてきたこと
待っている未来があるだなんて
安っぽい言葉だと思うでしょうか

強がる必要なんてどこにもないこと
大声で泣いたって構わないこと
ここまで無理して走ってきたなら
少しくらい休んだっていいこと

逃げることが間違いではないこと
大切ななにかは少しも減っていないこと
あなたがここにいてもいいこと
ただ生きていてほしいこと

先生 どうして人は誰かのことを好きになったり
遠く離れてしまっても ずっと想っていられたり
ねえ先生 いつかは僕もこうして今を生きていく中で
誰かに優しくなれるかな
ねえ

拝啓 僕のことなんてちっとも知らない遠い誰かへ
あなたの生きてる世界なら この僕の言葉が聴こえるでしょうか
別に分かってもらいたい訳ではないけど
それでもここなら誰かに僕の姿がみえると思うから

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