TOMOO

  • Present – TOMOO

    ちょっとだけこわいの君にプレゼントするのがどんなが好き?かってなんとなく知ってるけど自信がないよ マフラー、ブレスレットスニーカー、花束にパフュームさっきからもうぐるぐる 好みじゃなかったらイヤだナンセンスじゃないかなあダーツで勝負してるんじゃないよいいとこ見せるんじゃなくていい顔が見たいだけそれしかないや プレゼントなんてね どっかで的はずれ?的外れがもし届くなら君がそうキャッチしてくれたからだ…

  • 茜色の約束 – TOMOO

    茜色した 陽だまりのなか無口な風が ふたりを包む歩幅合わせて 歩く坂道いつもあたしは 追いかけるだけ つまずいたり 転んで 泣いてみたり決して うまく 生きれる あたしじゃないけどあなたがほら あたしの 手を引くから恐がる 心も 強くね なれるよ だから 泣いて 笑って つないだこの手は重ねた言葉に負けない 約束あなたに 出逢えた 茜の空にほら あの日と おなじことを 願うよ 時はいつでも 木の葉…

  • あわいに – TOMOO

    伸びをして開いた 茶葉が湯気と踊るようにほどけたら 思い出す思うままの歩き方を 地図とは違う道も地図通りの道でも小さな景色を 拾って集めてそれは塗り絵みたいに街に色が あ、今吹いた 風はさみしさよりわたしの形を 軽やかになぞる筆ああ、まばたいた 先に誰かがいる楽しくなる余地ばかりの世界で 混ぜこぜの花模様生まれも季節も違う花一枚の布の中バラバラどうしで美しい 心地いい色や形喜びの温度もいくつもある…

  • HONEY BOY – TOMOO

    束の間のドライブ 落ち着かないハイウェイ今日限りのドラマ ねえこれってデートなの? 送っていくよって 誘いにのったのは噂じゃない本性 見逃したくなかったから でもね 絶対にこの日のこと 忘れないでしょう赤のチャイナシャツ バニラ色の車 Honey boy Honey boy ほんとの君はだれ運命共同体になれそうもないね でもまだなんか割り切れないLonely boy Lonely boy ほんとの…

  • 夜明けの君へ – TOMOO

    あの丸い月によく似た瞳が笑う「めんどくさい」ってからかう声を追いかけたおどけたポーズも 震えるため息も見逃せない流星と同じ かっこいいって思わずにはいられなくてさ呆気にとられて 色づいてく日々頭の中では 鳴り続けるシャッターでも少しも伝えきれてない ああ 今 君の光を受け取ったならその時からもう 消えない光不安も 迷いも 追い越してきた眠れぬ夜に 届いた光 怖かったのは僕だけじゃなかった一番聞いて…

  • 夢はさめても – TOMOO

    化けの皮がはがれて 夢はたちまちくずれたけれどこれでもう あなたはあなたね 泥がつかないように 上辺をなで合う日々が過ぎ去ったあとで ふたりもう一度 抱き合えるならば 骨まで抱きしめてあてにしちゃだめよ この肌も その瞳もばらばらに燃える ふたつの心臓は重なってゆける 甘すぎた夢はさめても 魔法が消えた朝に なくした時間は二度とかえらないけれど これでよかったの ひび割れた壁の向こうから 光があふ…

  • Ginger – TOMOO

    たとえばきみが 隣のレイディのお皿にぶつかってこぼれた紅茶に優雅なその人は悲鳴をあげるきみはfreeze! “ごめんなさい”がいまいちスマートじゃなくて ゆるしてもらえない猫…みたいなきみは ぼくの自慢のひと 同じくぼくのテーブルクロスにも きみは飛び込んでジャムとかミルクとかコーヒーとか蹴散らして回るぼくはplease! だなんて言わないさでもおかげでまた今日もぼくの心はかわいい縞模…

  • Mellow – TOMOO

    真っ暗な部屋の隅で電話越し 取り戻すよいつのまに 見失った君の色彩(いろ) 君の輪郭(かたち)を 言葉途絶えた 隙間で一番君が近づく気がした オルゴールのテンポで時間が進む少しかったるいくらいに間延びしてさ君のことばはメロウな宝石かわりなんてないこと 思い知らされるんだ 大人でもない子供でもないその声で とかされてしまうよ 「つかずはなれずでもいいね」なんて予防線の向こうで会いたい オルゴールのテ…

  • Cinderella – TOMOO

    シンデレラじゃないから ガラスの靴は落としていけないよでも12時の坂道 人混みを縫って駅まで下ってく 終電なんてほんとはどうでもいいから運命線の最後にキスしたかったな道玄坂下りきるまで振り向くなよ君の目は揺らいでなかった シンデレラじゃないなら 君だって王子なんかじゃなかったね最寄り駅に着いたら 霧雨がタクシーの列冷やしてる 玄関先に着くまで堪えたメロディ明かりを消した部屋中満ちてく桃源郷はなくて…

  • 窓 – TOMOO

    衝動まかせ 成り行きで飛び出す年頃だったらもっと楽に 痛い目 今ごろ見ていた? 止まない雨に閉じ込められてまた言えないまんまで過ぎてく 会いたいイージーになれない土曜日 「いつか晴れたら」なんてあんなのは結局建前でいらない抜けない杭が自分に刺さってる 何を守ろうとしてたんでしょうね自分でしょうかあなたでしょうか “心は半分開いても 半分は閉じておくんだよ殴り込む雨に 慌てて拒むでしょう”どうせ背負…

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