SWALLOW

田舎者 – SWALLOW

煙草吹かして笑ってる
疲れた魅力の綺麗な君は
どんなに変わっても
田舎者の僕を嘲笑わない

東京の知らない地名と君の趣味
安物のヒールでも何かと似合う
同じ服ばかり着て過ごすような
僕とは違う目をした人

子供みたいな笑顔
何度でも見せてほしいよ

悲しいほどの優しさで
育まれた僕らは
誰かにもらう優しさの
せいで傷ついてしまう

煙草吹かして笑ってる
疲れた魅力の綺麗な君は
どんなに変わっても
田舎者の僕を嘲笑わない

ありのままの僕でいいとか
君の人生は君のものだとか
安直なうたに心閉ざすような
寂しい夜を怖れているの

僕にくれた言葉とは
傷ついた君が欲しかった言葉でしょう?

悲しいほどの優しさで
育まれた心は
誰かにあげる優しさの
ために擦り減ってしまう

誰からのどんな連絡も
待たないでいられる
悲しいほどに強い君
いつまでも少女のままの君

その愛嬌も優しさも
努力も笑顔さえも
男に媚びる才能と
何度も揶揄されながら

煙草吹かして笑ってる
疲れた魅力の綺麗な
君とどこへも行けるなら
早くこの街を抜け出そうよ

新宿駅で入れ替わる
隣の他人の気配を
感じながら目を閉じる
僕は君のようになりたい

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