痛覚は麻痺していく。
誰の妨げもない多幸。
昨日を消して。
曖昧な不安たちは過去に縛りつけて。
瞼の裏、綺麗だった。
そこには安寧があったんだ。
何も見たくないから、
誰もいない寝室で、僕はこうして目を瞑っているんだ。
夜を待ちながら。
I was hypnotized.
ねぇどうして、現実なんて陳腐な戯曲で僕は。
最低な台詞を吐いて、自己嫌悪にまみれていく?
逃げ出したくなって、夜を待ちきれなくて。
まどろんだ僕は知った。
幸福は此処に在ったんだ、って。
You told me a story.
I fell into a slumber.
優しい映画だった。
エンドロールを遮る曙光。
…また繰り返した。
失望を重ねて、朝が怖くて、眠れなくなってしまった。
現実なんて陳腐な戯曲で僕は。
画蛇添足な悲劇を、一身に強いられている。
幻燈を映す、あなただけの言葉で。
優しい夢が見れたら。
深く深く眠れたら。
あなたの声遠くなって、
少しずつ沈んでいったんだ。
まどろみに誘われ。
瞼の裏、綺麗だった。
もう朝を繰り返しはしないよ。
あなたがいるから。
You hypnotized me.
ねぇどうして、現実なんて陳腐な戯曲で僕は。
最低な台詞を吐いて、自己嫌悪にまみれていた?
逃げ出してしまえ、夢の中へ、ふたりで。
まどろんだ僕は知った。
幸福は此処に在った。
ねぇ、催眠は解かないで。
柔らかな安寧に包まれたユーフォリアで。
You told me a story.
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