6月になると 決まって思い出す
蒸し暑い恋を 細い腕に刻んでった
君の心の穴 掘り下げるようなマネしたりした僕に
雷雨は鳴り止むことはない
二重の大きな瞳に あの夏の二人が映るかい?
ヤニ臭い髪 よじれた愛し方に
I was smiling bitterly
狂って混じって 朝など来なくたっていい
疲れて眠った君の顔が 悲しみに満ちて歪む
嗚呼 言葉なくして多くを語る ひとすじ雨
ふたりぼっちなんて 金輪際いらないから
耽溺な日々と離れ ひとりきりを選ぼう
モノクロの記憶 今でも魘され目覚める
白い天井をしばらく眺めてた
I was smiling bitterly
二度とふたり許し合うこともないまま
永遠に消せない傷を引き連れてく
「償いなさい。そして、ひとつの恋を軽く見ないこと、いいね」
愚かな自分自身をいつも
誰かに押しつけ過ごしてきたばかりに
あだと痣になり増える
まとわりつくように犯される身体
時に強く愛されることさえ
邪魔に思えた 救いの手はない
狂って混じって 朝が来るのを待っているの?
疲れて眠った君の顔が 悲しみに満ちて歪む
嗚呼 言葉なくして今でも語る ひとすじ雨
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