RIKU

どうしよっか。 – RIKU

「どうしよっか」 新宿終電15分前
「どうしよっか」 君の決めたことに従うよって
「どうしよっか」 全部あたしに委ねて
君はどっちでもよかったような 顔をしている

お決まりのデートコース 居酒屋、カラオケ、休憩所
あなたのお陰で夜の新宿には 詳しくなった
昔は飲めなかったアルコールにも 大分強くなってきてさ
少しでも長く君と居たいから 朝まで飲んでいた

強い君に追い付きたくて 無理して煽ったところで
気持ち悪くなって 君に迷惑かけちゃうだけなのに

でもそれがあたしの精一杯だった

背伸びしてまで 君の愛が欲しかった
だからほんとのあたしは 君が少し苦手だった
君はあたしに似ているねって言ってた
だけどほんとは全然違うんだよ

「どうしよっか」 新宿終電もう5分前
「どうしよっか」 黙りこむあたしは無視して酔って
「どうしよっか」 その言葉もう聞きたくないのに
あたしがいう言葉ばかり待つ君に もううんざりだよ

少しだけ期待していたんだ 側にいれば何か変わるなんて
でも何も変わらないんだね いつだって君にとったら
あたしなんてどうでもいいんでしょ
だからもうさよなら

ざまぁみろって 心のなかで 吐き捨てたら
溢れる涙で歌舞伎町すらも綺麗に見えたよ
今日は朝まで一人歩き 自由気ままに自由な町で
窮屈だったあたしにさよなら

背伸びしてまで君の愛が欲しかった
だけどあの日のあたしは 君が本気で好きだった
少し位なら傷ついてもよかった
だけどほんとは全然違ったよ

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