二つの雨傘 偶然 ぶつかって
間違い合った あの 恋
運命じゃなくって すれ違い様
近付き過ぎた だけだ
向かい風で 凍えた日は
許し合っていた 体温
痛いまま 思い出すんだよ
繋いだ この両の手が
離した あの人の手が
深い 霧の中でも
光る 虹になる
私の物語に 誰かが付けた 雨粒が
一生 隣で 滲んでる
乾かないまま
二人の天候は 偶然 雨模様
永遠 続けば 良かったのにね
互いに 無い物 ねだり合って
自然と 他人同士に 戻った
錆び付いた指輪が まだ
満たし合っていた 体温
痛いまま 覚えてるんだよ
繋いだ この両の手が
離した あの人の手が
たとえ 嵐の中でも
見える 虹になる
私の袖の先に 誰かが付けた 雨粒が
全然 消えずに 滲んでる
乾かないまま
違う速さで離れた 君と
並べた 未来も あっただろうけど
あんなに 願い合った空は 来ない
巡ってくんだ
繋いだ この両の手が
離した あの人の手が
深い 霧の中でも
光る 虹になる
私の物語に 貴方がくれた 雨粒よ
一生 隣で 滲んでて
どうか 乾かないでね
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