あの人のことを 愛し気に話す あなたは
今まで聴いたことない 優しい声をしていて
着信の音に 輝きだす その瞳
あぁ本当のあなたは そんな顔で 笑うんだね
「なんだって話せる」と 無邪気な声で言う
あなたに嘘をつく 「私もそうだよ」
たったひとつの 隠し事 気づかず笑う 愛しい横顔
遠くからあなたを 見つめていれば
こんな気持ちに ならないまま いれたのかな
どうしてこんなに 傍にいるんだろう
涙の一粒も あなたの前じゃ
こぼせないんだよ 溢れ出す想いに
おぼれそうなの ふりしぼる声
気づかれないように 「いつもの私」を演じるよ
傷つかないように 期待なんて しないように
上手に生きてきたのに あなたのことだけ どうして
切りすぎた前髪 からかって欲しいのに
あなたは遠い場所 ばかりを見てるの
たった一言 だけでもいい 私を向いた 言葉が欲しいよ
あの人にはあって 私にはない
ものを数えて 悲しくなるけれど それで
消えてしまうような 想いじゃないの
あなたの描いてる 未来の中に
私もいたいの だけど ありのままを
打ち明けたら こんなに傍で
あなたの声も 聴けなくなってしまうよね
同じ意味 同じ温度 同じ色味
そんな「好き」を あなたと 交わせたら
遠くからあなたを 見つめていれば
こんな気持ちに ならないまま いれたのかな
どうしてこんなに 近づいてしまったの
じゃれて触れた指に 意味などないと
わかってるのに 消えてくれない願い
隠したまま ちゃんといつもの
笑みを作って 「ただの友達」を演じるよ
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