MOROHA

やめるなら今だ – MOROHA

二十歳前 夢を語り合い
同じビートでラップ してたあいつら
でも 賢い奴からやめた
でも最もバカだったの 俺だった
「なぁなぁ諦めで得る幸せの味って一体どんな感じだ?」
夢と引き換えに家庭? 安定?
俺はごめんだよ クソがくだらねえ
御祝儀ねえから欠席に丸
貧しさでこそ 人は薄情に染まる
当日 家で唇を噛む
インスタで奴らが並んで笑う
あの頃となんも変わらん あいつら
疲れ捻くれた 俺のツラ
見比べりゃわかる 痛い程 わかる
いなくなったのは 俺の方だ
やめるなら今だ

『俺達の名前がないフェスなんざ全部大雨で飛んじまえよクソッタレ』
汚ねえジェラシー 腐ってく魂
ゴキブリの背中みたく黒光り
おんなじ人間 なんて 思えない
天才 化け物 妖怪の類
それさえも時代に淘汰されてく
そん中で凡人 どう生き残る?
俺なりに頑張った必死こいた恥もかいた泣いた もがいた 全力つくした
それと同時に つくづく思う
なぁ そんなことが一体なんだっていうんだよ
汗や努力なんて容易く否定する それが芸術
だからこそ 美しい
文句なんてないよ あるはずがないだろ?
自分に反吐が出るだけ
やめるなら今だ

「もうやりきったよ」そう言いながらも
未練がタラタラ 不様な姿
志半ば 去ってく仲間の夢の屍にとどめを刺す
お前じゃ無理だ優しすぎたんだ
欲深い奴 以外は続かねえ
夢の残りカス 拭き取ってやるから
怖がらないで こっち おいで
「誰もが子供に戻れる場所だ!」
そう叫んでた ライブハウスが
スタッフ募集に年齢制限
35歳 以下で打ち切った
続けるだけじゃまるで意味はなく
あるはずの次のキャリアぶっ潰す
これが現実 なのに どこかで
「それでもやる」の声を待ってる
やめるなら今だ

その 声かき消す為

あああああああ!

あん時はアンドモア だった俺達が
リキッド ソールド からZEPPに野音
止まったら死んじまう マグロと一緒
遂に武道館までぶっ飛んだ
終演後 ステージ降りながら思う
やめるなら今だ これで終われたら
生涯 残る 拍手の余韻と共に
愛されたまま 惜しまれてさよなら
そしたら次の人生 始めよう
嫉妬心 放り投げ 音楽 聞おう
ライバルの歌を腹から歌おう
そんでUK 俺たちゃ友達 戻ろう
もう眉間に 皺寄せないで
互いの悪いとこ 睨みあわないで
高校ん時のあん時のノリで二人で
釣りでも行こう アコギは置いて
よっしゃあ お疲れさん これにて解散
そう告げようとした瞬間
ギターケース 背負ったお前が言う
「おいアフロ 次の新曲はどうする?」
これは呪いか 祟りの類か
思わず笑う そして カスッカスの声を搾る
「任しとけ 明後日 夕方いつものスタジオで」

やめるなら今だ やめるなら今だ
やめるなら今だ やめるなら今だ
やめるなら今だ やめるなら今だ
その声かき消すあいつのギター
やめるなら今だ やめるなら今だ
やめるなら今だ やめるなら今だ
やめるなら今だ やめるなら今だ
その声 かき消すため 叫んでた
勝ち抜いたのか 逃げ遅れたのか
本当のとこは わからないまま
やめるなら今だ やめるなら今だ
その声かき消す為 叫んでた
やめるなら今だ やめるなら今だ
その声 かき消すため 叫ぶんだ
やめるなよ まだ やめるなよ まだ
この声 枯れるまで 叫ぶんだ

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