シワひとつも無い未来絵図の裏側に
隠していた泣き顔。
ポタポタと濡れ、穴だらけになって
ぬかるんだ足下。
“らしさ”だけ押し付けられて
“らしく”も無い服、何着目だっけ?
同じ様な顔では笑えない
「弱さの証拠だ」って言うけど…
気付かないフリで断ち切れると強がった
予期せずのヒロイン。
助けに来てよ、白馬に乗ってさ
“ぬかるみ”が“ドラマ”に変わるのに…
差し出した手…「掴まっていて」なんて
まるで昔の恋愛小説ね。
全て いっそページで割れば
捲らずにいられるかな?
I write old love romances
…and I played in the fairy-tale.
「今だけ…」と甘えたら、離さないで
嘘でもいいから、この震え止めて…?
My fairy-tale…in slowly days.
…書き進めた。袖裏に増やす目次
“非現実” に遊ぶ、恋の華。
それは、まるでシナリオ通り。
振り返れば、そこに貴方が居て
川べりに沿う風の歌を聞けば
嘘みたいに、咲いた。
I write old love romances
…and I played in the fairy-tale.
今をただ“生きる”為、傍に居て。
まだ怖いけど、目を開けるから…
My fairy-tale…in slowly days.
…ペンは捨てた。綴る手も繋げるから
“現実” に咲かす、恋の華…
枯れない様に。
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