Meg Bonus
夕焼け – Meg Bonus
名もない少年がヒーローになるような
ありきたりな話を隅で空に描いてた
今じゃ足元がぐらついて生き急いでいるんだ
明日あなたがいなくなっても
一人で生きていける優しさをおしえて
笑えない冗談を続いていく景色に
開けっぱなしの窓の向こう側に吐いてた
妬んでいたものなんて欲しがるほどの事でも無いから
どうかどうにもなれない話を聞いてほしいんだ
ああ! 幸せが記憶の海を泳ぐように願うから
落ちた蝶の粉は水を弾いて光の中を舞ってた
装いが華やいだ はれの日にはいつだって
子供のような楽しさに喋り声が上ずって
例えばそれが朝の暖かい日差しだったらなんて
今は思うよ、部屋の中締め切った黒いカーテンの中で
瞬いた瞳が言葉の意味を超えて
美しすぎた過去を今の僕に写していく
答えなんて求めないで浮かんだ青黒い痣の数だけずっと
僕は僕なりに肯定したんでしょ
覚めない夢を歩いているんだよ
いつか終わる時は目を閉じて
走り終えても 行先の惑星次第で
暮れる日々が怖いなら
夜が明けるまでそばにいよう
わからない事ばっか全部そのままにして
綺麗なものだけ見て愛を話そう
みんないなくなったって
今なら大丈夫だって言える
だから全部忘れないうちに
あなたと話をしよう