KK
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残光のラン – KK
届かない距離になって 初めての感覚でふしぎな旅の途中にいるんだって 気づいたのさ探し求めて何年 どのくらいがたった今光という名の 魂のゆくえ 巨大な「絶対」はあって それに抗おうと挑んで世界のどこかに生まれては死んでいく それが全て君といづれ未来に 出会うことがあればさ行く先に 迷わぬような 目印を 追いかけて 掴めよ 暗い底の手をかざして あわせて 希望を引き上げろゆらゆら 煌めく それは天照ら…
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季節は次々死んでいく – KK
季節は次々死んでいく 絶命の声が風になる色めく街の 酔えない男 月を見上げるのはここじゃ無粋 泥に足もつれる生活に 雨はアルコールの味がしたアパシーな目で 彷徨う街で 挙動不審のイノセント 駅前にて 僕が僕と呼ぶには不確かな 半透明な影が生きてる風だ雨に歌えば 雲は割れるか 賑やかな夏の干涸びた命だ 拝啓 忌まわしき過去に告ぐ 絶縁の詩最低な日々の 最悪な夢の 残骸を捨てては行けず ここで息絶えよ…
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ステラーバース – KK
ふたりの観測者 計四つの硝子玉 向き合う灯火 やっと色がわかる思い出して自分の姿 それは誰から貰ったの 誰の眼にも見えない ちっぽけな塵でも 大気圏を突破して 輝く流れ星思い出して自分の姿 それはいつ生まれたの 向き合う瞳の奥に 佇む姿もまた真実 瞬いた眼が確かに捉えた 宇宙が零した涙のように見えたもう一度瞼を閉じれば 消えてしまいそうな気がしたそれが僕らのバースデイ 鏡のない部屋 仄明かりの密室…
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Ever lasting lie – KK
砂の海で 錆びたシャベルを持ってまるで闘う様に 夢を掘る人赤く燃える太陽に 身を焼かれても必死で 這い上がろうとする愛する人の 命に値がついたそこら中に頭を下げても 足りなくて「石油でも掘る以外 無いんじゃないの?」って皮肉を 本気にして飛び出した でも 掘り出したのは 長い年月 「Sir Destiny、アンタ、人の命を転がして 大層楽しいだろう?笑えよ 見ているんだろう? この俺がジタバタ足宛…
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Wonder Haze – KK
独創的なセンテンス 区分けするけど本心だったと判別できない常識的なダイアリー 箱庭のよう鬱屈している表現たちだ 人格もそう 印象もそう 芸術だって そうあなたも あなたも 読み解けるの曖昧だけど格好のある偏った知識が苦悩して拒絶して 孤独と結ばれてた 僕らが触れ合ってるのは ただ形成されてる体I Wonder by Wonder 見た目で決めないであなたが戸惑ってるのは まだ影響されてるからだI …
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フライトスクール – KK
随分先へと飛び抜けたが 合図はここで疾しい真似だと疎まれたが 勲章が全て ゴーグルの下は 震える双眼空は地獄だ 愛は無かった手袋の下は 汗ばむ肌離陸の前はただ 追い風を願った 空を食らう 鳥の群れに酔って飛んだ風に紛れる宣教師から 耳を塞いだコックピット緊急回避 追手を撒いて言ったザーーー「こちらさっきのように飛べるのだ」「こちら一機のみで問題無しだ」優しい人だと撫でられたが 天才の後教育者達は数…
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ヲズワルド – KK
真夜中見つけたフォークロアはその昔人魚を生み出したらしい独善的中毒者や パパラッチに這い寄るmonkeyみたいな輩共が悦に浸るため 編まれた物でしょう 誰彼誰だったっけ少し褒められ慣れたよう曰く先に名乗りさえすりゃあもう総てオリジナルなんでしょう 万々歳坊主憎けりゃ袈裟まで憎いパイオニア擬の龕燈Q.E.D. light offしよう やっぱonにしよう往々にして 正解にしよう延々とやろう もう我が…
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ドリームレス・ドリームス – KK
さめないゆめをみたくはないかいあなたのためだけのえほんがあるよ ほしがみえるよそらもとべるよすきなことをえらんでよ 調子はどうですか空は自由に飛べましたかすごい魔法が出せましたか全部夢の中限定品さ 生きてる事ってなんだろな生きてる人は怖いからな触れないものを信じるのは馬鹿のすることと聞きました 出来損ないでも良いですか優しい愛を貰えますかどうしようもない人間だって夢を語れますか 夢の続きを知りたい…
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誰か私を – KK
かわいそうね かわいそうね 本当にね優しくされたら 泣いちゃうからさびしそうね さびしそうね でも大丈夫今日から一緒って 抱きしめられたいあなたの代わりは他にもいるよ破れたポケット縫い直したら強くなった気でいた でも勘違いで言いたい事が何一つ 言えない自分になっていたよ でも誰か私を 誰か私をそっと愛してはくれませんか かわいいよね かわいいよね 誰よりもね信じられたら 素赦だけどいけないよね い…
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僕らの行方 – KK
今一瞬、僕らの中 追い続けた光が見えた気がした傷ついた心の行方 この日々が色褪せぬように 繰り返し日々重ね 真っ白なページ塗りつぶしてきた綺麗な色じゃないけど そこに意味はあって今日以上 明日に満たない日々 繰り返そうと僕ら歩いたいつか見た飛行機雲追い掛けて 掴んだ未来の意図振りほどいた左手 自由の代償悲しみの代わりに掴んだものはそう小さくない 繰り返し日々重ね 黒く汚れてたこの手伸ばしてみた背伸…