僕は何かひとつでも
君に残せたのかな
思いつくのはその瘡蓋くらい
世界にふたつだけだよ
君と僕を繋いでる
最後の証 消したくはないよ
笑いあった退屈な日も
最低な僕をぶった日も
夜が明けるまで泣いた日も
嘘みたいなお別れの日も
昨日のことのように鮮明で
溢れてく思い出
赤い血さえも愛しかった
この傷口をなぞれば君がいて
こんなに小さな瘡蓋ひとつが
僕が生きてる理由になってる
消えないように何度願っても
いつか 何事も無かったかのように
息をしてるのかな
相談なんか出来ないよ
共感もいらないよ
だって二人違う人間で始めから
分かり合えないとか思ってた
息の仕方を思い出して
何でこんな事になったって
気付いた頃にはもう
遅かったんだろう
そうやって今日と最低な昨日を
必死で繋ぎ合わせても
ほつれた糸は探しているよ
君のいる明日をどこまでも
こんなに小さな瘡蓋ひとつしか
君に残せてないよ ごめんね
だから恨んでよ僕を どうか
そして塞がらない位 致命的に
僕を傷付けてくれよ
僕は何かひとつでも
君に残せたのかな
思いつくのはその瘡蓋くらい
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