KENJIRO
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Barスターライト(ギターバージョン) – Kenjiro
この頃決まって こんな時間にふらりと立ち寄る 若い娘がいる余計な話は 一切無くてひとりで飲むには 居心地がいいわ 誰かを待つ 素振りもなく静かに 夜が更ける 波止場通りの Starlightジャズのため息 Starlight酔ったふりして 口説いたりするそんな 野暮じゃないよ 思えばあの頃 愛したひとに似ている気がして ほろ苦くなるセピア色した 写真のママの肩抱くしぐさも どこか似ているわ 仕舞っ…
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まだ…恋しくて – Kenjiro
朝のまどろみの中 君のこと探している隣で眠っていた 温もりは消えたのに 鮮やかすぎた日々 この胸を焦がすよ まだ君の声が聴こえてる 囁きあった 愛の言葉忘れられない その声が ただ 恋しくて 恋しくて もしもあの時君を 離さずに抱きしめたら君は今でもここで 微笑みをくれてたかな? 開いたままのカーテン 空っぽのグラスには まだ君がつけた口紅が 色褪せたまま残っている何も見えない日々のなか 抜け殻の…
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砂の城 – Kenjiro
もう一度 ここに来て もう一度 抱きしめてあんたとの思い出が とても愛おしくてつまづいたのは私のせいなの 幸せ過ぎて怖くてもう一度やり直したいの だから あんた 寂しすぎるよ東京 冷たすぎるわ東京まばゆいネオンが クルクル回る過去が走馬灯の様に あれは二人の愛した東京 砂の城 冬枯れのアパートで 過ごしてた2年目であんたから告げられた 辛い一言を傷付いたのは私のせいなの 初めてすぎるこの恋もう一度…
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涙酔い – Kenjiro
夜のはじっこで 飲みながらこんな自分を 殴りたくなる親父おふくろ 生きてるうちに孝行すれば 良かったと二度と帰らぬ ふるさとに今夜も同じ 同じ月が出る心という名の グラスには涙がゆれて…涙酔い 何故か安らぎが こわいのはひとりぼっちの 性分なのか尽くしてくれた お前を捨てて倖せ祈る 馬鹿野郎二度と戻らぬ ぬくもりとお前のにおい ぐっと抱きしめる心という名の グラスには涙がにじみ…涙酔い コバンザメ…
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ハートカクテル – Kenjiro
ルージュで 俺のうでにKeepと 書いたお前クールな 街の中でヒートしてるよ ふたり胸に砂漠 抱いて生きる男胸に海を 隠し眠る女シェイクシェイクすれば 燃え上がりシェイクシェイクすれば ひとつに今夜は恋に酔うのさ ハートカクテル ジョークで 愛を告げてシーツの 海にもぐるムードの 波に溺れパールの吐息 散らす砂のように こぼれ落ちる昨日風のように つかみにくい明日シェイクシェイクすれば 混ざり合い…
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ほおずき – Kenjiro
あの日の夏祭り 鬼灯(ほおずき)を買ったね鬼の灯りなんて書く 意味をそっと聞いたの風が強くなり 雨を逃れて初めて抱かれたこと 夏のたび思い出す鬼の灯り 鬼の灯り燃えてる ふりしても空っぽなの 空っぽなの私の 心のよう あなたに似てるひと 探しては恋してそうだあなたじゃないって 抱かれながら思うの時が流れても 忘れられないあの日の暗い闇を 今もまださまようの鬼の灯り 鬼の灯り私を あたためて空っぽな…
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海鳥の宿 – Kenjiro
別れるしかない 恋ならば憎まれ役は 俺でいい女がひとりに 男がふたり惚れてる方が 身を引くものさ泣くな 泣くな こんな俺より優しい男(やつ)と 生きろ海鳥唄う 別れ唄 紅さえ引けない 港じゃよ綺麗な顔が 台無しさはずした指輪の 真白い痕に責められるのさ 尽くしてくれた捨てな 捨てな こんな酔いどれ自分のために 生きろ隠した荷物の 小ささよ ボトルを揺らせば 金の海溺れるほどに 飲めばいいつぶれたふ…
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冬かもめ – Kenjiro
そっと隠した 旅支度冬が来たって そのままでお前は 優しすぎるから俺を捨てられ ないんだろ出て行けと 言うための 深酒を見ててくれるか ああ 冬かもめ 殴るふりして 追い出せば奴のところへ 行けるだろお前は 何も悪くない遠い霧笛が すすり泣くもう一度 細い肩 抱きよせてそれでどうなる ああ 冬かもめ 甲斐性なしの 男でも別れくらいは やれるだろひとりは さびしすぎるから浜の捨て猫 ひろおうか酔いど…
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口下手 – Kenjiro
優しいこと ひとつ言えず淋しがらせたなこんな俺を お前はなぜ好きでいてくれた最後だから 最後だから力まかせ 抱いてみたって深く瞳 閉ざしたままお前はもう俺を 見ないもう奴のそばで 生きろ もつれた糸 ほどくように器用にはなれない引きちぎって 捨ててしまうそんな俺だからあなただけを あなただけを信じてたと 泣いて叫んですがりついた お前のあの哀しみすら 抱いてやれずすまないとさえも 言えず お前だけ…
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霧笛のララバイ – Kenjiro
そうよあの日 そこの窓には赤いサルビアが 咲いてたあなたがくれた 幸せは花と一緒に 枯れたわ今夜も霧笛が すすり鳴くけど私にとって たったひとつの 慰めだから話す人も 無い部屋は淋しくて… 冷たいよ… ドアの鍵を 一人開ければひとつため息が こぼれるあなたのいない この部屋は明かりつけても 暗いわ二人で寄り添い 聴いた霧笛が私にとって たったひとつの 想い出だからおまえだけは 行かないで側にいて……