Hakubi

  • ワンルーム – Hakubi

    目を閉じるそのたびにこれで最後かもしれないって思い残すことだらけだもう少しだけ夜更かしをしよう わかったよと呟いた君はもう寝息を立て夢の中ため息をついて頬をつまんで気の抜けた顔を見て眠ろう ねえ、笑えるでしょう死にたがりの僕が生きてることああ、君のせいだよ上手くは言えないけどそれでいいと思う? ただ毎日が当たり前に過ぎてゆく事を当たり前と思わないでいよう思い残したことばかりだ明日も明後日も君に言お…

  • GHOST – Hakubi

    音もないまま崩れていくんだ僕はもういつかにstartを切った戻れないcountdown望んで選んだこの毎日でいくつ沈めいくつ棒に振った?ああ もういいんだ つまらない大人になりたくはないが何が楽しくて生きたらいい?すれ違うあの子もそうくたびれたスーツのあいつもそうああ 幸せそうだ僕はgame over… ねえここから連れ出してくれ終わらないloopに溺れて死ねもしないままただ酔ってる彷…

  • Decadance – Hakubi

    耳鳴りが止まない巡る季節に追いつけない意味のない日々は続いてく変わらない朝 やけに眩しくて もう何度目の僕だろう 重い腰を上げて情けない顔だって見慣れてしまうもんだな無心になって流れる時間が僕を笑った 何もないよ、僕にはきりがないからやめれない手探り掴んだ空っぽの容れ物だった僕は誰でもよかったんだろう君も戯れの夜に 耳鳴りは止まない消える温度に取り憑かれて君のいない朝はもう慣れた止めどないほど流れ…

  • Rewrite – Hakubi

    眠っても眠っても明けない夜が続いていく誰にも理解されなくても終わらない話をしよう 描いていた理想の地図をいつの間にか失くしてしまっていてどこでどうして間違ったっけ強がり笑いも板についちゃって戻れなくて 暗い世界で一人きりでさお願い誰かここから連れ出して 「眠っても眠っても終わらない話をしよう」 眠っても眠っても明けない夜が続いていく痛みも悲しみも感じなくなってどこにもいけない心だけ降り積もっていく…

  • Soumatou – Hakubi

    もしも私が聞き分けのいい子供だったらもしも私が笑顔の綺麗な子だったら何度繰り返す“もしも話”に私は戻れないこともよく知ってる よぎっていく走馬灯 ノイズ混じりで汚れて暗い暗い部屋の隅 それしか思い出せない綺麗事ばかりが溢れる人混みの中で吐き出した膿の夜漂う あてもなく荒野をゆく戻れない今を生きていく私は私でしかないこと痛いほど感じるくだらない愛なんかいらない許せない自分でさえもこれしか生きれない狭…

  • サイレンと東京 – Hakubi

    愛のすれ違い認められたい人日々吐き気がする午前5時サイレンと東京 誰も悪くはないってことも誰もがわかってることも終点はここじゃないってことも レッカー呼んだ高速ただ眠る場所を探し放浪きっとずっとわかっていた気づかないふりをしていたかった 何も言わなくてもわかり合える関係ってねえ どこにもないんだよなわかってたああ さよなら 愛のすれ違い認められたい人日々吐き気がする午前5時サイレンと東京 もの数秒…

  • 最終電車 – Hakubi

    最終電車なんとか飛び乗ったああ、今日も過ぎていった同じような顔をしてため息をついた「案外上手くやっていけそうだ」なんて君に言ったあの日の僕でずっと居られたらいいのに ねえ、大人って何?強くなること?誰も強くはいられないやねえ、みんなどこかで諦めては分かったふりをしているだけ?大丈夫僕らはきっと 何度も声枯らして叫んでいたもう聞こえなくなっていく僕はここにいると何度も叫んでいたねえ僕らは分かり合えな…

  • Eye – Hakubi

    繰り返しの毎日 誰もが吐く息と表と裏の感情に振り回されて僕も君もわからない気づいてもいないような本当のところは今、その目の奥に 散々な夢見て目覚めた朝のような情けない顔がまた鏡に映る塗りつぶして描き直してはみるがああ嫌になるな ああ 目を逸らしても僕は僕でもう変えられない運命だってそれって僕だけのもんだってわかってないな 思ってもないことばっか言わんで下手な相槌もいいって何度裏切られたら気が済むの…

  • ゆれて – Hakubi

    嘘みたいにあの人はいなくなった画面の中じゃ笑ってるポッカリ空いた穴は風が吹いて痛いな少し立ち止まって人々はまた歩いていく何もなかったように歩いていく ぎこちない擬態もサマになっていく不器用にも変わっていくそれが良い事とは限らないね意味のない話や愛想笑いも上手くなったんだああ気づいたら大人になってた 忘れないでね人は一人で歩いていかなきゃいけない忘れないでねどこまで行っても悩みは尽きない流れていく時…

  • 天才にも秀才にもなれなかった僕は – Hakubi

    天才にも秀才にもなれなかった僕は凡人にもなりきれずに腐りきってた通り過ぎる笑い声を睨みつけては苦しくて前髪で誤魔化して隠していた 天才にも秀才にもなれなかった僕は悪人にもなりきれずに腐りきってたこびりついた処世術でやり過ごしては悪い癖仕方がないなんて言ってただ笑っていた 夢とか希望とかクサいよなもうやめないかどうせみんな上手くいきやしないなんて諦めたふり ダメだってわかっててもまだ涙が溢れるんだつ…

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